道中理　常任理事会・事務局総会等　会長に三浦氏　札幌平岡中央中

（関係団体 2024-05-08付）

道中理総会三浦会長

　道中学校理科教育研究会（道中理）は４月２７日、ホテルライフォート札幌で６年度常任理事会・理事会・事務局総会を開催した。新会長として札幌市立平岡中央中学校の三浦雅美校長＝写真＝を選出。８年ぶりの道内開催となる７年度の第７２回全中理北海道大会の開催を決定し、特任副会長の新ポストを設置して準備を進めていくことを決めた。

　６年度の事業計画では、１０月１８日に道中理教育研究函館大会の開催を決定。函館市立深堀中学校を会場に各学年の公開授業や授業分科会、札幌・旭川・釧路の３地区から研究発表を行う。

　４年研究の２年目を迎える研究活動では、学習指導の工夫と学習評価からのアプローチの観点から７年度の全中理北海道大会に向けて研究を深めていくこととした。

　夏季研修会は７月２７日、冬季研修会は７年１月１１日にホテルライフォート札幌でそれぞれ開催し、６年度の研究の評価や次年度に向けた研究の方向性を協議する。

　役員改選では三浦会長を新任。７年度全中理北海道大会を担当する特任副会長として札幌市立平岡緑中学校の古川恵美子校長を決定した。

　三浦新会長は第６２回道中理函館大会の開催に向けては「函館地区の運営の先生たちと共に、最高の大会になるよう、全力で支援していく」と力を込めた。

　また、若手理科教員の育成、小中連携、地方の理科教員の支援、大会運営の在り方などの課題解決を図るため、ＩＣＴの活用が今後の鍵になると指摘。道中理のウェブページを起点としつつ団体のネットワーク構築に重点的に取り組んでいく考えを示した。

　本年度役員はつぎのとおり。＝全て校長、敬称略＝

▽会長＝三浦雅美（札幌市平岡中央中）―新

▽副会長＝上原大岳（旭川市東光中）、橋本智也（函館市銭亀沢中）、河原和範（釧路市桜が丘中）、林康弘（札幌市東月寒中）、熊谷誠二（札幌市西野中）、三浦英悟（札幌市琴似中）

▽特任副会長＝古川恵美子（札幌市平岡緑中）―新

▽会計監査＝阿部広一郎（札幌市厚別中）、豊村和史（札幌市星置中）

▽事務局長＝野田隆之（札幌市北都中）―新

◆来年８月に全中理道大会　８年ぶりの道内開催

　全国中学校理科教育研究会、道中学校理科教育研究会主催による第７２回全国理科教育研究会北海道大会が７年８月６～８日の３日間、ホテルライフォート札幌で開催される。

　研究主題は「理科の見方・考え方を働かせて資質・能力を育み、豊かな未来を切り拓く理科教育」、大会主題は「学びの再構築を通して、自然との共生に向かう理科教育」。

　初日に役員会、理事会を開催したのち、２日目に開会式、文部科学省関係者による講演、生徒発表、４分科会での協議を実施。最終日に学術講演や閉会式を執り行う。

(関係団体 2024-05-08付)