道退職校長会　定期総会　来年５月に６０周年式典　実行委組織し準備加速

（関係団体 2024-05-21付）

道退職校長会総会

　道退職校長会（千田薫会長）は１７日、ホテルライフォート札幌で６年度定期総会を開いた。事業計画では、９月に道北旭川地域懇談会を開催することや、７年度の創立６０周年記念事業に向けて実行委員会を組織し、準備を進めることなどを決めた。

　千田会長があいさつ。新型コロナウイルス感染症の５類移行もあり、前年度の活動が計画どおりに実施できたことに感謝の意を表した。定年延長に伴う会員確保の取組に関わって、各支部の情報をホームページで共有できるよう努めたい考えを示した。

　学校を取り巻く現状として、働き方改革を巡る動向に触れ、各団体がチーム学校の充実に資する施策や、教員確保および処遇改善に資する給特法改正などを求める要望活動を展開していることを強調。「退職校長会においても、学校の応援団として活動を続けていきたい」と述べ、一層の協力を呼びかけた。

　道教委の山本純史学校教育監、札幌市教委の佐藤圭一学校教育部長、全国連合退職校長会の三上裕三会計部長による来賓あいさつに続いて、議事では５年度活動報告・事業報告などを承認したあと、６年度活動方針案などを審議した。

　活動方針では、設立の精神「会員相互の親睦と福祉の増進を図り、北海道の教育振興に寄与する」を確認。その上で、新会員・準会員の加入促進に向けリーフレットを作成し、定年延長に対応した取組を各支部の実情に配慮して進めるほか、諸会議におけるオンライン方式の導入、７年度の創立６０周年に当たり記念事業の準備に努めることを決めた。

　事業計画をみると、９月２０日に道北旭川地域懇談会を開催。旭川、宗谷の２支部で実施することを決めたほか、７年度はオホーツク地域で開催することを申し合わせた。年３回の会報発行を決めた。

　７年度に予定されている創立６０周年記念事業に向けては、実行委員会を設立。来年５月２０日の定期総会後に記念式典・祝賀会を開催することを決定した。

　記念誌「道程（みちのり）№６」の発行などに関しては、５０周年以降１０年間における活動を中心に、今後のさらなる発展を期して編集に当たることを申し合わせた。

　最後に、会員相互の親睦と福祉の増進、教育支援活動の推進、「北海道教育の日」制定趣旨に基づいた運動の推進などを盛り込んだ総会宣言を決議した。

(関係団体 2024-05-21付)