道国公立幼・こども園協が総会　７月２６日に全国大会　役員改選で佐藤会長再任

（関係団体 2024-05-22付）

道国公立幼稚園・こども園協議会総会

　道国公立幼稚園・こども園協議会は１６、１７日の２日間、ホテルライフォート札幌を主会場に第２回総会・経営研究大会を開催した＝写真＝。７月２６日から２日間にわたって開催する全国公立幼稚園・こども園教育研究協議会北海道大会の開催などを盛り込んだ本年度事業計画を決定。役員改選では、佐藤公文会長を再任した。

　開会に当たり、佐藤会長があいさつ。幼児期にふさわしい生活や遊びの充実、幼児教育の質の向上・環境の整備、幼保小架け橋プログラムなど、幼児教育を取り巻く様々な教育課題に触れ、協議会として、保育者の実践力向上のため、情報発信や研究・研修を一層充実させていく必要性を強調。全国の幼児教育現場との情報交換や行政機関との連携を密にする重要性を強調し「子どもたちの生活や遊びが一層豊かになるよう一年間運営していきたい」と決意を語った。

　来賓あいさつでは、道教委の山本純史学校教育監と札幌市教委の菅野智弘教職員担当部長が祝辞を述べた。

　議事に移り、６年度活動方針などを確認。「幼児期の学校教育としての幼稚園・こども園の推進」「保育者等の資質向上を図る実践研究・研修の充実」など８項目を決めた。

　研究主題は「子どもの未来への架け橋となる幼児教育～今こそ、遊びの重要性の力強い発信」と設定。家庭や地域と協働し、小学校以降の学ぶ力の土台を育む幼児教育の在り方への理解を深めることを目指し、各園の実践の充実を期した。

　事業計画には「全国公立幼稚園・こども園教育研究協議会北海道大会の運営と成果の集約」「保育士・保育教諭、幼稚園教諭が共に学び合う機会の提供」など、経営研究部、教育研究部合わせて１４項目を掲げた。

　翌１７日には第２回経営研究大会を開き、研究協議や講演会を通して、当面する諸課題の解決策、北海道にふさわしい幼児教育の在り方などを探った。

　役員体制はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝佐藤公文（道教育大附属旭川幼園長）

▽副会長＝牧野喜充（訓子府町幼保連携型認定こども園長）、菅原由美（札幌市ひがしなえぼ幼園長）

▽監査＝中川亨（共和町はまなす幼児センター所長）―新、官代眞由美（羅臼町羅臼幼園長）

(関係団体 2024-05-22付)