校長室から―未来育む札幌の学校―　幸せ感じる学校　札幌市立北の沢小学校

（札幌市 2024-11-13付）

西村貴史校長

▼わが校の強み

　「校長先生、いいもの見せてあげる」と、何かをいとおしそうに包んだ両手を差し出す３年生。「わっ…」と、小さな手の中の「あるじ」と目が合い驚く私。期待どおりの反応に大喜びの子どもたち。「あるじ」はカナヘビ。

　藻岩山麓の自然に囲まれた、児童数１７１人の本校は、開校以来の合言葉「がにがに」…

　全ての子どもが

　全ての先生に

　全ての先生が

　全ての子どもに

…を大切にして、職員全員が子ども一人ひとりを分かって関われる、家族のような学校です。

▼児童の成長に向けて

　重点目標「幸せ感じる学校」を、折に触れて、子ども・保護者・地域と共有することを大切にしています。

　全校朝会などの校長講話は、重点目標に迫る二つの窓口「目標をもち、頑張ってみる。そして振り返って成長を確かめる」「ふわふわ言葉をたくさん使って、いじめのない学校にする」につながる内容にしています。

　日々の教育活動も、窓口を意識した様々な取組が、職員の豊かな発想で行われています。

▼教職員への思い

　職員数１７人。笑いの絶えない職員室は、教頭先生を中心とした職員間のコミュニケーションで、活気にあふれています。真面目で頑張り屋の先生ばかりなので、退勤時刻が遅くなりがちなのが、私の心配の種です。

　感謝やねぎらいの言葉をかけるだけではなく、校内の業務改善に向けて思案する毎日です。

　保護者や地域の方々を啓発しながら、業務の適正化や効率化…課題は山積ですが、活気あふれる職員室がいつまでも続くよう、前向きに取り組んでいきます。

▼校長としての喜び・楽しみ

　子どもたちや保護者、地域の方々と、朝のあいさつを交わすことができる「交差点見守り」。

　子どもが手招きして頑張りを見せてくれる「授業観察」。

　ひいきのチームの話題などで盛り上がる「職員とのおしゃべり」。

　挙げれば切りがないほど、自慢の「幸せ感じる学校」です。

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