プランターを取り外し　札幌前田中央小の花いっぱい運動　鹿島道路の職員がお手伝い

（札幌市 2024-11-15付）

鹿島道路の職員がお手伝い

　札幌市立前田中央小学校（西尚美校長）は１０月下旬、３年生の伝統行事となっている「花いっぱい運動」のプランター撤去作業を行った。過去１２年にわたり活動に協力している鹿島道路㈱北海道支店（国枝永一支店長）の関係者と共に、来年の３年生が気持ち良く作業できるよう片付けた。

　同校の花いっぱい運動は、地域住民にプランターの花を見て楽しんでもらおうと、３年生が取り組んでいる。鹿島道路の職員５人は、ことしも春のプランター設置とこの日の撤去作業を支援した。

　春先に札幌高等養護学校の生徒たちが育てた花の苗の中から、自分たちが育てたい苗を選んで購入し、プランターに植え、バックネットフェンス越しに飾り、通行する地域住民たちの目に癒やしを与えてきた。

　活動当初は、ビニールひもでプランターを固定していたが、平成２４年に同社が児童の安全のためにとプランターサイズに合わせた専用金具を製作し、寄贈して以来、金具の取り付けと取り外し作業に協力している。

　この日は、プランター取り外しの日。玄関前で感謝の会が開かれ、３年生を前に成田剛俊教頭が学校の花いっぱい活動と同社の協力の歴史を説明。このあと、作業を手伝う５人の同社職員に３年生全員で元気良く感謝の言葉を贈り、成田教頭が北野領一営業部長に感謝状を贈呈した。

　北野部長は「５月に設置し、地域の人たちに幸せを与えられたと思う。これからもプランターの設置、片付けを積極的に手伝っていきたい」と述べた。

　このあと、片付け作業を開始。同社職員が金具を取り外したあと、児童が２人一組でプランターを運んで花を抜き取り、土をジャングルジム付近の集積場に集めた。さらに来年の３年生が気持ち良く作業できるようプランターをきれいに洗浄した。

(札幌市 2024-11-15付)