【平成２８年を迎えて　教育研究団体に聞く】北海道技術・家庭科教育研究会　近久直人会長

（関係団体 2016-01-07付）

　平成二十八年の新春を迎え、謹んで年頭のごあいさつを申し上げます。また、平素より本研究会の活動に深いご理解とご支援をいただいておりますことに、厚くお礼申し上げます。

　本会は研究主題を「〝創造する意欲〟を高める技術・家庭科教育」として研究を進めてまいりました。「創造する意欲」とは「新たなものや価値を生み出す力」と考え、単に知識や技能の伝承に留まることなく身のまわりにある問題や課題に目を向け、その解決に向けて思考の広がりと深まりをめざすものです。昨年、函館市、北斗市で行われた第六十七回北海道地区技術・家庭科教育研究大会では、技術と家庭科の領域で各二つの内容別に分かれて研究授業と分科会が行われました。身近な生活の中から課題を設けて実践し、その結果を自らの生活に立ち返って検証を行うなど、大変発信力のある研究大会となりました。

　本年はいよいよ旭川市で全国大会が開催されます。北海道の教科研究の集大成として準備を進めています。若年技能者の減少や実体験の不足が叫ばれる昨今、体験を通して思考し創造する人材の育成をめざして、技術・家庭科教育の一層の充実をめざしてまいりたいと思います。多くの方々の参加を心よりお待ちしております。

▼新年度の事業計画

▽２８年度理事会総会・研修会

・期日＝１０月５日（水）

▽第５５回全日本中学校技術・家庭科研究大会ならびに第６８回北海道地区技術・家庭科教育研究大会旭川大会

・期日＝１０月６・７日（木・金）

・会場＝大雪クリスタルホール、旭川市内４会場８分科会

▼事務局＝札幌市立北都中学校（事務局長―高橋正幸教諭）

(関係団体 2016-01-07付)