【平成２８年を迎えて　教育研究団体に聞く】一般財団法人北海道高等学校野球連盟　田中俊一郎会長

（関係団体 2016-01-06付）

　平成二十八年の新春を迎え、謹んで年頭のごあいさつを申し上げます。日ごろより本連盟の活動に対しまして、ご支援とご協力をいただき心より厚くお礼申し上げます。

　昨年は高校野球百年の節目となる年であり、三月の選抜高等学校野球大会においては、東海大学付属第四高等学校が、五十三年ぶり(昭和三十八年以来）の決勝戦進出を果たし、見事に準優勝の栄冠を勝ち取りました。その素晴らしい戦いぶりは、道民の皆様にも夢と希望を与えた大会となりました。

　また、全国高等学校野球選手権大会において、南北海道代表・北海高等学校、北北海道代表・白樺学園高等学校が出場しました。残念ながら両校とも一回戦での惜敗となりましたが、全国でも十分戦える力があったと思います。しかし、昨年の甲子園は連日の猛暑で、北海道勢としては暑さ対策が今後の課題となっています。軟式全国高等学校野球選手権大会には二年連続出場した尚志学園高等学校が準決勝に進出し見事にベスト四、和歌山国体にも選出されベスト四という素晴らしい結果を残す活躍があり、全道の軟式加盟校の今後の活躍が期待されます。昨年の秋季北海道高等学校野球大会が旭川スタルヒン球場で開催され、全道大会では初のナイターが二試合行われ、高野連の歴史の一ページに刻まれました。この大会で全道制覇した札幌第一高等学校は、十一月に開催された明治神宮大会に出場し、東京代表の強豪校、関東第一高等学校に見事に勝利するなど、北海道のレベルの高さを全国に示すことができた一年間となりました。

　各種事業の充実を図っている中で、四年目となる招待試合では、全道高校野球のレベルアップを目的に大阪桐蔭高等学校を招き、北見市営球場で道内勢五校との招待試合を実施しました。スタンドには二日間で二千人余りの高校野球ファンの来場がありました。

　一般財団法人となって新しい取組が実施されている中で、今後も全道十支部のご協力とご理解をいただき「オール北海道」の精神で、昨年以上に大会運営や各種事業に真摯に取り組んでまいる所存でございますので、今後ともご支援とご協力をお願い申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。

▼新年の事業(予定)

▽理事会＝２月１０日(水)

▽第８８回選抜高等学校野球大会＝３月２０日(日)～

▽第９８回全国高等学校野球選手権大会＝８月７日(日)～

▽第６１回軟式全国高等学校野球選手権大会＝８月２４日(水)～

▼事務局＝札幌英藍高校(専務理事―小嶋仁章教諭)

(関係団体 2016-01-06付)