名寄市の２８年度予算案　教育研究センター創設　教育費６１億円―風連中央小設計など

（市町村 2016-03-02付）

　【旭川発】名寄市は二月二十四日、二十八年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比〇・九％増の二百三十四億九千九百二十七万円。うち、構成比二六・一％となっている教育費は、二・三％減となる六十一億四千三百三十五万円を計上した。

　新規事業をみると、名寄東小の校舎の大規模改修に二億五千万円を計上した。風連中央小学校校舎・屋内運動場の改築に向けて、八千九百六十一万円を充て、地質調査と実施設計を行う。

　また、東小学校の校区内に新たに児童クラブを設置するため、三千三百九十万円を配分した。

　このほか、三百八十二万円を充て、市立大学内に設置された道北地域研究所と地域交流センターを統合し、新たに「コミュニティケア教育研究センター」を創設。地域に根ざした教育研究を進め、大学のもつ資源を有効活用し地域に還元する。

　教育に関連する事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。

▽国際交流事業＝三六六―姉妹都市のカワーサレイクス市リンゼイに交換学生、友好都市ドーリンスク市に訪問団を派遣するほか、台湾との中学生野球交流などを支援する

▽生涯学習推進アドバイザー配置＝八二四

▽幼稚園就園奨励費補助金＝二、四一三

▽名寄小教室改修（新規）＝九七

▽智恵文小トイレ改修（新規）＝三九

▽中名寄小空調設備設置（新規）＝三四

▽名寄南小旧校舎・屋内運動場解体＝一九、〇〇〇

▽風連中央小校舎・屋内運動場等改築＝八、九六一

・地質調査（新規）＝九二〇

・実施設計（新規）＝八、〇〇〇

▽名寄東小校舎改修（新規）＝二五、〇〇〇

▽スクールバス運行＝三、一三八

▽心の教室相談員配置＝二一〇―小・中学校三校

▽特別支援教育支援員配置＝四、七二六―各小・中学校に二〇人

▽特別支援教育就学奨励費＝四八四

▽不登校児童生徒相談事業＝二四七

▽適応指導教室設置＝四二一

▽教育相談推進事業＝二九二

▽英語指導助手配置＝九五三―二人

▽総合学習事業＝一七六

▽教材・教具等整備＝四、五八〇

▽要保護・準保護児童生徒就学援助費＝三、九七六

▽給食センター電気式スチームコンべクションオーブン購入（新規）＝六六〇

▽大学保健福祉学部再編＝五、八七〇―新棟および既存施設改修実施設計

▽大学シンクライアントシステム更新（新規）＝一、九八七

▽大学ネットワークシステム更新＝一、七三〇

▽大学アクティブ・ラーニング従事学生賃金（新規）＝一〇〇

▽演習・実習用車両購入（新規）＝三一三

▽大学教材・教具等整備＝三、九五八

▽大学図書館建設＝一九二、五〇〇

▽大学図書館備品購入＝三九、五〇〇

▽コミュニティケア教育研究センター創設（新規）＝三八二―道北地域研究所と地域交流センターを統合

▽体育施設整備＝一、三七〇

▽市営スケートリンク管理棟建設（新規）＝一、八五〇

▽風連Ｂ＆Ｇ海洋センタープール上屋シート張替（新規）＝九九六

▽放課後子ども教室事業＝二七一

▽青少年問題等対策＝一八九―専門指導員の配置等

▽名寄青少年育成事業＝一六三―野外体験学習「へっちゃＬＡＮＤ」など

▽風連青少年育成事業＝二三六―杉並区の児童生徒と相互交流や共同体験を実施

▽東児童クラブ整備（新規）＝三、三九〇

・実施設計＝二五〇

・改築＝二、八四〇

・備品購入＝三〇〇

(市町村 2016-03-02付)