白老町２８年度予算案　学力向上に向けサポート事業展開

（市町村 2016-03-02付）

【室蘭発】白老町は二月二十五日、二十八年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比一・二％増の九十億一千万円。このうち、教育費は〇・七％減の四億九千四百九十七万円となっている。

　主なものをみると、学力向上サポート事業に三百二十二万円を措置。白老小・萩野小に時間講師を配置し、子どもたち一人ひとりの学習状況に応じたきめ細やかな指導の充実に取り組む。

　このほか、コミュニティ・スクール（＝ＣＳ）導入促進事業やスクールソーシャルワーカー（＝ＳＳＷ）活用事業などを盛り込んでいる。

　主な教育関連事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。

▼教育費

▽学校支援地域本部事業＝一九四―学校の求めに応じて必要な支援を地域のボランティアが行う体制を構築し、地域ぐるみで子育てに関する事業を行う（コーディネータ二人を白老中・白翔中に配置）

▽特別支援教育支援員配置＝八〇五―支援員七人を配置し、授業等に順応できない児童生徒に対する支援活動を行う

▽学力向上サポート事業＝三二二―白老小・萩野小に時間講師を配置、低学年向け英語教材の購入・活用

▽教師塾開講事業＝一〇八―専門機関による講習会を開催

▽ＳＳＷ活用＝三一―スクールソーシャルワーカーを配置

▽ＣＳ導入促進＝三三―学校運営協議会を設置し、学校運営方針や教育活動にについて議論・検討する仕組み（ＣＳ）を構築

▽児童登下校安全対策（新規）＝七四―通学路の安全確保のための巡視業務

▽小学校耐震化対策（新規）＝一、三〇〇―萩野小耐震改修にかかる実施設計

▽子ども夢・実現プロジェクト＝一四一―子どもたちの将来の夢や希望の実現に向けた各種事業（子ども議会、プロフェッショナル講演会）

▽町民温水プール幼児・児童用プール防水改修（新規）＝一、五八〇―防水改修

(市町村 2016-03-02付)