小中への主幹教諭配置で函館市教委　２８年度は３倍の１２校に　学校力向上・業務改善に期待

（市町村 2016-03-31付）

　【函館発】函館市教委は二十八年度、主幹教諭配置校を現行の小中合わせて四校から十二校に増やす。小学校は新たに五校に配置し計六校に、中学校は新たに三校に配置し計六校とする。チームとしての学校力の向上など、各校の業務改善・充実につなげていく方針だ。

　市内小・中学校における主幹教諭配置校は二十七年度現在、小学校では中央小学校一校、中学校では的場中学校、桔梗中学校、亀田中学校の三校に配置している。配置校では、校務分掌や学年間の調整が円滑に進むことや、一般教諭の負担軽減が図られているといった効果が報告され、市教委は配置校を増やすことを検討していた。

　二十八年度、新たに主幹教諭を配置するのは、小学校が柏野小学校、桔梗小学校、昭和小学校、北美原小学校、鍛神小学校の五校。中学校が戸倉中学校、五稜郭中学校、本通中学校の三校。

　市教委は、ミドルリーダー育成の観点からも、二十九年度以降も主幹教諭の増員を図っていく見込みだ。

(市町村 2016-03-31付)