上川管内校長会が総会研修会　新会長に澤井氏（鷹栖小）　９月の道中研究大会を主管

（関係団体 2016-04-22付）

あいさつする澤井新会長

　【旭川発】上川管内校長会は十五日、上川合同庁舎で第四十二回総会研修会を開催した＝写真＝。役員改選や本年度の事業計画などを審議し、新会長に鷹栖町立鷹栖小学校の澤井陽一校長を選任した。本年度もこれまでの活動方針「愛情と信頼　研鑚と結束」を継続。同会主管で九月に開催する道中研究大会上川・旭川大会の成功に向け、各会員で協力していくことを申し合わせた。

　はじめに、役員改選を行い新会長に鷹栖町立鷹栖小の澤井校長を選任した。澤井新会長は、道小学校長会、道中学校長会の組織改革などについて言及。国の教育改革と併せ、こうした動向を踏まえ、会員への迅速な情報提供に努める考えを示した。

　「活動方針の〝愛情と信頼　研鑚と結束〟のもと、子どもたちの未来に責任をもつ学校経営を進めてほしい」と呼びかけた。

　つぎに、前会長を務めた松永博一氏の功績をたたえ、澤井会長が感謝状を贈呈。松永前会長は「新会長を中心に力強く対応していく校長会としての活躍を期待している」と激励した。

　次いで、上川管内教育委員会連合会教育長部会の石田政充部会長が祝辞。教育課題の解決に向け、地域の魅力を生かした教育活動の展開を求めた。

　このあと、議事に移り、二十七年度の会務、会計決算や監査などについて、事務局などが報告した。

　本年度の活動方針については、引き続き、愛情と信頼に基づく学校経営の充実、校長自ら研鑚に励み教職員の資質・能力の向上に努める。また、会員の結束強化などに取り組むこととした。

　研修会等の事業について、上川管内校長会主管による道中研究大会上川・旭川大会を、九月三十日・十月一日にアートホテルズ旭川で開催。初日は文部科学省から講師を招いて講話を行うほか、分科会を実施する。二日目は慶應義塾大学の中室牧子准教授による記念講演を予定している。

　その他の研修事業として、七月二十六～二十八日に北・中・南部の各部で地区研修会を計画している。

　こうした事業計画や会計予算などの議事を全会一致で承認した。

　おわりに、研究部が二十八～三十年度の三ヵ年を見通した第十次研究推進計画を説明した。国や道の動向を踏まえ、教育課題の解決に向け、基本主題に、「社会を生き抜く力を身に付け　未来を切り拓く児童生徒を育てる学校教育の創造」を設定。研究主題Ⅰ「創意と活力に満ちた学校経営の推進」、研究主題Ⅱ「しなやかな知性と豊かな人間性を育む教育課程の創造」を掲げることとした。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝澤井陽一（鷹栖町立鷹栖小・新）

▽副会長＝中村勝治（当麻町立当麻中）、和田明典（名寄市立名寄中）、室篤宏（富良野市立扇山小）

▽運営委員＝寺川利幸（名寄市立名寄南小・新）、塚澤栄一（上富良野町立上富良野中・新）

▽事務局長＝安達啓一（和寒町立和寒中・新）

(関係団体 2016-04-22付)