渡島小中校長会が総会・研修会開く　１１月に函館で研究大会　役員改選　川野会長を再任

（関係団体 2016-04-21付）

チーム渡島の団結力強化を確認

　 【函館発】渡島小中学校長会（川野真一会長）は十四日、七飯町文化センターで二十八年度総会・研修会を開いた＝写真＝。六十八人が出席し、十一月十九日に函館市内で開かれる渡島小中学校長会統合四十周年記念事業成功に向けた体制整備を確認したほか、学校教育の課題解決に向け「チーム渡島」の連携・団結力強化などを掲げた活動方針を決定した。役員改選では、会長に七飯町立大中山中学校の川野校長を再選した。

　はじめに、川野会長があいさつに立ち、知・徳・体をバランス良く備えた子どもの育成を要請した。特に、学力向上などを目的にした実践研修会の積極的な開催や、ネットトラブルの根絶に向け、正しいスマホとケータイの使用方法にかかる標語ポスターを作成し、管内小・中学校全クラスへの掲載などを展開する考えを示した。

　議事に移り、二十七年度の会務報告、各部の活動報告、決算報告、監査報告を行い、一括で承認。続いて、二十八年度の運営方針と各部の事業計画案について協議した。

　運営方針では、「オール渡島」をキーワードに連帯意識の強化を基本方針に据え、「オール渡島学力向上育成プランの各学校での組織的な取組の推進・強化に努める」などを設定した。

　事業計画では、渡島小中学校長会統合四十周年記念事業について協議。十一月十九日にロワジールホテル函館で開かれる研究大会や講演会の成功に向けた体制整備、準備を進める方針を確認した。

　続いて行われた学校経営研修会では、長万部町立長万部小学校の一戸裕之校長が「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律～障害者差別解消法への対応」と題して講話。障がいのある生徒が共生できる学校づくりの推進などについて、研鑚を積んだ。

　役員改選では、会長に川野校長を再任したほか、副会長には森町立鷲ノ木小学校の工藤彰子校長、知内町立知内小学校の大徳尚人校長を新たに選出した。

　本年度の役員体制はつぎのとおり。　　＝敬称略＝

▽会長＝川野真一(七飯町立大中山中)

▽副会長＝工藤彰子(森町立鷲ノ木小・新)、大徳尚人(知内町立知内小・新)

▽監査委員＝山崎晃(八雲町立落部小・新)、吉田仁(森町立石倉小・新)

▽事務局長＝竹嶋充(北斗市立茂辺地小中・新)

▽事務局次長＝三觜徳久(北斗市立上磯中)

(関係団体 2016-04-21付)