道社会科教育研究会が総会開く　札幌で１０月に研究大会　新会長に坪内校長（札幌厚別北中）を選出

（関係団体 2016-04-22付）

本年度事業計画を決定した

　道社会科教育研究会は十六日、ホテルサンルート札幌で二十八年度総会を開催した＝写真＝。十月に札幌市立発寒東小学校で、第六十九回道社会科教育研究大会第二十六回道生活科研究大会を開催するなど本年度の事業計画を決定。役員改選も行い、新会長には札幌市立厚別北中学校の坪内伸樹校長を選出した。

　冒頭、吉呑正美会長があいさつ。昨年十月の第六十八回道社会科教育研究大会第二十五回道生活科研究大会、ことし一月の第九回冬季セミナーなどで得た成果を振り返り、「継続的な研究活動を推進する上でとても大きな財産になるもの」と評価した。

　その上で、「今後も各学年・各分野における成果と課題を明らかにし、常に社会科の果たすべき役割の重要性を再確認していきたい」「社会科の目標である公民的資質の基礎を養うために継続的な研究と真摯な取組を行い、その成果を全道に発信したい」と強調した。

　さらに、児童生徒数の減少によって、学校規模が縮小する中、同研究会の研修を通して、教員同士のネットワークづくりを大切にするよう求めた。

　また、三十六年度全国中学校社会科教育研究大会札幌大会の開催に向けて、研究体制および組織体制の準備に着手していくこともふれた。

　議事に移り、本年度の事業計画などを決定した。研究会テーマ「未来を創る社会科教育」のもと、研究主題「主体的に社会に参画できる児童生徒の育成～習得した知識・技能を活用し協働して問題解決に向かう学習を通して」の二年目に向けて研究を進める。

　十月二十四日には発寒東小で、第六十九回道社会科教育研究大会第二十六回道生活科研究大会、二十九年一月五日には、第十回冬季セミナーを開催する。

　役員改選では、新会長に厚別北中の坪内校長、新事務局長に札幌市立北辰中学校の吉井惠洋教頭が就任した。

　本年度の役員体制はつぎのとおり。　　＝敬称略＝

▽会長＝坪内伸樹（札幌市立厚別北中校長・新）

▽顧問＝菊地達夫（北翔大学短大部教授）

▽副会長＝野口英雄（札幌市立屯田西小校長）、山本豊（札幌市立発寒東小校長）、佐藤巧（札幌市立札幌小校長・新）、相原正典（札幌市立八条中校長）、小池千秋（札幌市立信濃中校長）、淡路尚広（札幌市立篠路中校長）、山本米一（札幌市立柏丘中校長）、江野秀明（札幌市立新川西中校長・新）、小松田靖（札幌市立上篠路中校長・新）

▽監査＝津坂雅法（札幌市立新陵中校長・新）、辻昌史（札幌市立平岡中校長・新）

▽事務局長＝吉井惠洋（札幌市立北辰中教頭・新）

(関係団体 2016-04-22付)