札幌市小学校長会が４月総会・研修会　活動具体化へ重点確認

（関係団体 2016-04-25付）

専門部会の研究課題等について共通理解を図った

　札幌市小学校長会は二十日、ホテルライフォート札幌で四月総会・研修会を開催した＝写真＝。本年度の運営方針や活動の重点のほか、山鼻小学校の渡辺元校長を会長とする役員体制を確認。共同研究主題「未来を拓く札幌人を育成する豊かで確かな小学校教育の創造」のもと、七つの専門部会の研究課題等について共通理解を図った。

　冒頭、渡辺会長があいさつ。「学校経営の充実を図るために、主体的に裁量して実行する自主性と的確に判断し責任を負う自律性を発揮する役割が求められている。一層の連帯と協調のもと情報を共有し、研鑚を重ね、活力ある校長会を目指していきたい」と話した。

　来賓あいさつでは、札幌市教委の長岡豊彦教育長が登壇。学ぶ力の育成や体力の向上、生活習慣の確立、家庭との連携を求めたほか、「上手に組織を生かして難局を乗り越えてほしい」と話した。

　このあと、三月総会で選出した役員・理事・事務局幹事を紹介。研修では、引地秀美学校教育部長が講演した。

　議事では本年度の運営方針と活動の重点などを決定。活動の重点には「学校経営の充実」「研修活動の充実」「組織の充実強化」の三点を掲げた。

　活動の具体化として教育課程の充実や健康教育の充実など七点を提示。「知徳体の調和のとれた学びを推進するための、札幌らしい特色ある学校教育の推進に努める」「心と体の健康を育む研究を推進する」などといった活動に取り組んでいく。

　また、共同研究主題「未来を拓く札幌人を育成する豊かで確かな小学校教育の創造」のもと各専門部が研究課題・視点を設定。このうち、経営研修部、施設財政部、福利厚生部が新規に二ヵ年計画で研究を始める。

　活動計画では、十月十七日に経営法制研修会、来年二月八日に校長会研究大会を開くことを確認した。

(関係団体 2016-04-25付)