空知管内市町教委連が総会開く　本年度末での解散を決定

（関係団体 2016-04-26付）

管内市町教委の委員、教育長約４０人が出席

　【岩見沢発】空知管内市町教育委員会連絡協議会（武藏輝彦会長）は十二日、空知合同庁舎で二十八年度総会を開催した＝写真＝。管内市町教委の委員や教育長約四十人が出席。本年度の事業計画や会計予算を決めたほか、新教育長体制への移行を踏まえて二十九年三月三十一日をもって協議会の解散を決定した。以後、新しい体制で管内教委間の連絡、調整が図られる見通し。

　開会に当たり、武藏会長があいさつ。「子どもたちの未来をつくる上で必要な基礎的力である学力および体力の向上を図るため、教職員、家庭とともに行動しなくてはならない」と強調し、「管内の教育に携わる人間として、横の連携を取りながら、より良い教育環境をつくっていければ」と協力を呼びかけた。

　続いて、空知教育局の小山茂樹局長が登壇。管内の児童生徒の学力について、一部の科目で改善の傾向がみられたことから、「教委、学校、地域の取組が一定の成果として表れている」と評価。その上で、家庭における学習習慣の定着が十分ではないなどの課題を提示し、「教育の機会均等という義務教育の趣旨を踏まえ、社会で生きるために必要な学力を育むため、各学校における授業改善をはじめとした教育活動の改善・充実が大切」「各市町教委と一層連携を深めながら、社会全体が総がかりで子どもを育てていけるよう、教育活動の充実に努めたい」と述べた。

　議事では、二十七年度の事業や会計決算について報告したほか、二十八年度事業計画・会計予算を決定。

　新教育長体制への移行が進むことから、「新しい体制で管内教委間の連絡機能、教育の振興・充実を期する役割を補完できる」との観点に立ち、二十九年三月三十一日をもって同協議会を解散することとした。

(関係団体 2016-04-26付)