上川管内教委連が２８年度総会開催　福島会長など全役員留任　規約改正や事業計画を審議

（関係団体 2016-04-26付）

１０月の部会研修会開催などを確認

　【旭川発】上川管内教育委員会連合会は二十日、上川合同庁舎で二十八年度総会・委員研修会を開催した＝写真＝。管内二十三市町村教委の委員長および教育長など約八十五人が出席。会の規約改正や本年度の事業計画などについて協議した。事業計画については、十月中旬に教育長部会研修会、十月末に第二回委員研修会を開催することなどを確認。役員改選では、福島堅一会長をはじめ全役員の留任を決定した。

　冒頭あいさつに立った福島会長は、昨年四月に施行された改正地教行法による新教育委員会制度に言及。管内全市町村で総合教育会議が開かれたことや、現在、五市町村で新制度に移行し、ことし九市町村で移行を予定していることを報告した。

　全市町村での新制度のスタートに向け、法改正の趣旨を踏まえた上で、関係者との理解を深めるとともに、首長との連携強化を求めた。

　つぎに、上川教育局の小野寺一郎局長が来賓あいさつ。家庭や地域での教育力の向上が求められることから、教育委員会として地域の民意に耳を傾けることの大切さを説いた。その上で、積極的な学校訪問や教職員との意見交換の機会を設けるよう求めた。

　議事に移り、会の規約改正、前年度の事業報告や会計決算、本年度の予算、事業計画について審議した。

　うち、規約改正では、新制度移行に伴い教育委員長職が廃止されることから、同会の委員長部会を委員部会と改称。役員の選出では、管内の全市町村教委が新制度に移行後、教育長の代表を会長とすることとした。また、委員長部会研修会について開催しないことなどを申し合わせた。

　本年度の事業計画については、十月十一～十二日に比布町で教育長部会研修会、十月三十一日～十一月一日に美瑛町で第二回研修会を開催することを確認した。

　議事のすべてを全会一致で承認したあと、役員改選を行った。福島会長ほか現役員の留任を決定。欠員となっていた理事一人については、音威子府村教委の川島清良委員長を新任した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝福島堅一（東神楽町委員長）

▽副会長＝浜田友子（和寒町委員長）、藤本重克（占冠村委員）、石田政充（美深町教育長）

▽理事＝金丸浩一（旭川市委員長）、川島清良（音威子府村委員長）、菅野博和（上富良野町委員長）、糠谷仁一（当麻町教育長）、安川登志男（士別市教育長）、服部久和（上富良野町教育長）

▽監事＝辻拓（上川町委員長）、大山一成（愛別町教育長）

(関係団体 2016-04-26付)