石狩管内小中教頭会が総会開く　新会長に大麻中・佐藤氏　活動内容、研修計画など決定

（関係団体 2016-04-27付）

あいさつする佐藤新会長

　石狩管内小中学校教頭会は十四日、ＫＫＲホテル札幌で二十八年度総会を開催した＝写真＝。約百人が出席し、本年度の活動方針、活動内容、研修計画などを協議、決定した。役員改選では、新会長に江別市立大麻中学校の佐藤誠教頭を選出した。

　冒頭、佐藤直己会長があいさつに立ち、「教頭自身の職能の向上」「人材育成」の二点にふれた。

　「教頭自身の職能の向上」については、教育目標の具現化に向け、「教頭会での研修活動を日常実践につなげ、“職能向上を図ることが、子どもたちの成長につながる”という強い信念をもつことが重要」と訴えた。

　「人材育成」にかかわっては、校長の退職に伴う大量交代期に当たって、「人材育成は喫緊の課題」と強調。女性を含めたミドルリーダーの育成を、「市町村・管内と組織的に取り組んでいくことが大切」と呼びかけた。

　来賓あいさつでは、千歳市教委の宮崎肇教育長と石狩管内小中学校長会の西木祭会長が登壇した。

　宮崎教育長は「学力・体力の向上」「危機管理能力」の二点にふれ、「保護者と地域、学校の連携をさらに深めていきたい」と述べた。

　西木会長は「目的と手段を混合しない」「手段は無限である」「校長との関係」「人材育成」の四点にふれながら、教頭会としての共通認識を図る重要性を訴えた。

　議事に入り、二十七年度会計決算、会務会計監査などを承認したあと、二十八年度の活動方針、活動内容、研修計画などを協議した。

　活動内容には、①第十三次研究主題の解明に向けて、組織的な研究活動を積極的に推進する②道公教研究大会については、早期に参加体制を確立し、積極的に参加する③今日的な課題に積極的に取り組み、教頭の果たすべき役割を自覚し実践を深める④教頭会の組織機能を高めるため、各種活動の活性化を進める⑤教頭の職責に見合う待遇改善を関係機関に働きかけ、その実現を図る―の五点を盛り込んだ。

　研修計画では、六月下旬に恵庭市内でＡブロック研修会、石狩市内でＢブロック研修会、八月三日に夏季研修会、十月十三日に学校経営研究会などを開催することを決めた。

　役員選出では、新会長に江別市立大麻中の佐藤教頭を選出した。

　佐藤新会長は「子どもたちのために頑張りたい」と意気込みを語った。

　本年度の役員体制はつぎのとおり（すべて新任、敬称略）。

▽会長＝佐藤誠（江別市立大麻中）

▽副会長＝吉田篤弘（石狩市立双葉小）、金森直人（恵庭市立恵庭中）

▽事務局長＝布施裕（江別市立対雁小）

▽事務局次長＝今村敏之（石狩市立花川小）、佐藤貢（千歳市立勇舞中）

▽会計＝後藤章夫（千歳市立千歳小）

▽監査＝橋本由美（北広島市立北の台小）、椿野次雄（千歳市立北陽小）

(関係団体 2016-04-27付)