道道徳教育研究会が本部理事会開く　１０月に浦河で研究大会　新会長に松井氏（札幌市立新光小校長）選出

（関係団体 2016-04-21付）

事業計画や役員体制などを決定

　道道徳教育研究会は十六日、ホテルライフォート札幌で二十八年度本部理事会を開催した＝写真＝。十月二十一日の第五十一回道道徳教育研究大会日高・浦河大会に向けて実践的な研究を進めることを確認。役員改選では、新会長に札幌市立新光小学校の松井毅校長を選出した。

　開会に当たり、加藤一郎会長があいさつ。二十七年度は第五十一回全国小学校道徳教育研究大会第四十九回全日本中学校道徳教育研究大会第五十回北海道道徳教育研究大会を釧路市で開催し、参加者は八百七十人を超えたことを報告した。

　さらに、全国的に道徳の教科化に向けた準備や研究が進んでいることについてふれ、「本道も遅れないように取り組んでいかなくてはならない。授業実践を通して、教師一人ひとりの授業力を高めていかなければ、子どもたちのより良い生き方を育む成果は望めない。今、まさに、その取組の格差が広がっていく天下分け目のときといえる」と強調した。

その上で、「積極的に情報発信し、全支部で交流と学びを深めて」「北海道の道徳教育のネットワークをさらに広げ、より質の高い密度の濃いものにして」と呼びかけた。

　議事に移り、二十七年度の活動報告のほか、二十八年度の活動方針、業務推進計画などを決定。本年度は、第五十一回道道徳教育研究大会日高・浦河大会の成功を目指し、全道各地での実践的な研究活動の広がりを求め、各支部の研究体制の確立および研究内容の充実を図っていく。

　また、ホームページを活用した研究報告や広報活動など情報交流の充実、各支部の実態把握と学習会・研究会への講師派遣の推進によって、本部と各支部間の連携を強める。

　研究部では、研究主題を「しなやかな心をもつ児童・生徒の育成」に設定。「しなやかな心」を自分自身を真摯に見つめ、決して折れない心、他者を共感的に理解し受容する心ととらえて研究を進めていく。

　第五十一回道道徳教育研究大会日高・浦河大会は十月二十一日に浦河町で開き、前日には第二回理事会を計画。十月二十七～二十八日の第五十回全日本中学校道徳教育研究大会石川大会、十一月十～十一日の第五十二回全国小学校道徳教育研究大会愛媛大会にも参加する。

　役員改選では、新会長に札幌市立新光小の松井校長、新事務局長に札幌市立羊丘中の鹿野内憲一校長を選任した。

　本年度の役員体制はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝松井毅（札幌市立新光小校長・新）

▽副会長＝吉田正弘（札幌市立新陵小校長）、奥村尚久（浦河町立浦河小校長・新）、白厩郁子（札幌市立太平小校長・新）

▽監査＝三浦伸子（札幌市立屯田小校長・新）、伊藤英二（札幌市立星置中教頭）

▽事務局長＝鹿野内憲一（札幌市立羊丘中校長・新）

▽事務局次長＝田村明人（札幌市立手稲鉄北小教頭）、三分一晶（札幌市立東白石中教頭）、山元朗（札幌市立清田緑小教頭）、高原健（札幌市立手稲東中教頭・新）

▽研究部長＝根岸良久（道教育大附属札幌小教諭）

▽庶務部長＝田澤裕子（札幌市立栄東小教諭）

▽組織部長＝前田倫子（札幌市立澄川南小教諭・新）

▽広報部長＝石山尚弘（札幌市立札苗北小教諭）

▽会計部長＝大久保俊博（札幌市立東月寒中教諭）

(関係団体 2016-04-21付)