１１月に函館で全日音研　道音楽教育連盟が理事会開く　役員改選梶田会長を再選

（関係団体 2016-04-20付）

約八十人が参加し、活動方針協議

　道音楽教育連盟（梶田邦昭会長）は十六日、ホテルライフォート札幌で二十八年度理事会を開催した＝写真＝。道内十七支部から支部長をはじめとする理事など約八十人が出席し、本年度の活動方針や活動計画などについて協議。活動計画では十一月一～二日に函館市で開催する全日本音楽教育研究会全国大会函館・道南大会の成功に向け、協力・連携して取り組んでいくことを確認した。役員改選では梶田会長を再任した。

　冒頭、あいさつに立った梶田会長は「道音楽教育連盟では、各支部、各会員との連携を密にし、伝統を受け継ぎ、耳を傾け、新しい風を取り入れながら、よりしっかりとした組織として進んでいく。本年度の全日音研函館・道南大会を成功させるべく、一歩一歩歩みを進めていきたい」と呼びかけた。

　議事に移り、二十七年度活動報告、会計および監査報告を承認したあと、二十八年度活動方針・活動計画、予算について審議。いずれも原案どおり決定した。

　二十八年度の活動方針には、重点として、①音楽教育研究の深化と推進②夏季音楽教育研修会、冬季音楽実技講習会の内容充実③会員の拡充④音楽教育関係団体との連携⑤機関誌の内容・体裁・分量の見直し、ホームページの改善⑥二十八年度全日本音楽教育研究会全国大会函館・道南大会の開催⑦全国の音楽教育に関する情報の発信―の七点を掲げた。

　活動計画では、全道共通主題「音楽のよさを生かし、豊かな心と確かな力をはぐくむ音楽教育の創造」に基づき、理解の深化と主題を具現する授業、教育活動の推進に努めるほか、研究方向の理論体系の整理・深化や実践の充実に取り組む。具体的には、「ひびきあい　つながり・ひろがる　音楽のメッセージ」を大会主題に掲げ、十一月一～二日の二日間、函館市民会館などを会場に、二十八年度全日本音楽教育研究会全国大会函館・道南大会を開く。

　また、本部事務局活動の充実を図り、会員の拡充とともに、各支部との連携を強化。研究部は、学習指導要領に準拠した音楽教育の在り方の探求、全日音研函館・道南大会への研究面での支援、道内各支部研究組織との連携・研究交流など、事業部は、夏季音楽教育研修会・冬季音楽実技講習会の充実、会員のニーズや音楽教育の今日的課題に即した内容の研修会の企画運営など、広報部は、連盟機関誌『北音教』の年二回発行、ホームページの運用にかかわる改善・充実などを盛り込んだ。

　全日音研函館・道南大会の進捗状況について、金谷美也子大会準備委員長が報告。小・中学校部会大会、高校部会大会の共催で行われる初めての大会で、小、中部会はそれぞれ五本、高校部会は二本の授業を公開することなどを説明。大会成功に向け、協力・連携して取り組んでいくことを確認した。

　役員改選では、梶田会長を再任した。

　本年度の役員はつぎのとおり。　　　　＝敬称略＝

▽会長＝梶田邦昭（札幌市立新琴似北中校長）

▽副会長＝菅井留美子（札幌市立山鼻南小校長）、佐野信孝（旭川市立神居小校長・新）、金谷美也子（函館市立金堀小校長）、古川幸宏（網走市立第一中校長）、武山昇（釧路市立鳥取西中校長・新）、内潟昭仁（赤平市立赤平中央中校長・新）

▽監事＝小林和俊（旭川市立東栄小校長・新）、笠島美教（函館市立潮見中教頭）、内山智勝（札幌市立屯田北小校長・新）

▽事務局長＝横山学（札幌市立平岸中校長）

(関係団体 2016-04-20付)