新会長に黒田氏（帯広第四中）選出　帯広市教頭会が総会開く

（関係団体 2016-04-19付）

黒田正則新会長

　【帯広発】帯広市教頭会は十二日、帯広市役所で本年度総会を開催した。本年度の事業計画や運営基本方針などについて協議した。役員改選では、新会長に帯広第四中学校の黒田正則教頭を選出。黒田新会長は「教頭会のさらなる発展に向け、会員と力を合わせて尽力したい」と抱負を述べた＝写真＝。

　冒頭、野中利晃事務局長があいさつ。「チーム学校」としての在り方と今後の改善の方策として、アクティブ・ラーニングの視点を踏まえた授業改善や、カリキュラムマネジメントを通した組織体制、いじめ不登校や特別支援教育の充実に向けた体制整備などが求められている状況を説明。「これまで受け継いできた良き伝統を継承しつつ、さらに発展していくとともに、横の連携を大切にしながら十勝・帯広の教育に貢献できるよう励んでいきたい」と述べた。

　議事に入り、二十七年度の事業経過、会計決算、会計監査報告に続いて、二十八年度の事業計画や運営基本方針、会計予算などを審議した。

　事業計画では、六月十六日に昇任教頭研修会、十一月十日に研究大会を行うほか、八月十日に管内小中学校教頭会と合同で十勝・帯広学校経営研修会を開催することを盛り込んだ。

　運営基本方針では、「ふるさとの風土に学び　人がきらめき　人がつながる　おびひろの教育」の推進に向け、①教頭自らが学校の実態や地域性をとらえ、情報を的確に把握し、校長の補佐役として十分に機能できる力量を身に付けていく②教頭の職務についての研修を深め、職能向上に励み「信頼される学校運営」を目指す―の二点を確認した。

　役員改選では、新会長に黒田教頭を選出。黒田新会長は「教頭会のさらなる発展に向け、会員と力を合わせて尽力したい」と抱負を述べ、「教頭会のチームワークを発揮し、帯広市の子どもたちのために精一杯頑張っていこう」と呼びかけた。

　本年度の役員体制はつぎのとおり（全員新任）。

　　　　　　　＝敬称略＝

▽会長＝黒田正則（帯広第四中）

▽副会長＝野中利晃（明和小）、辻勝行（東小）

▽事務局長＝渡辺教浩（帯広小）

▽事務局次長＝黒島俊一（稲田小）、中村浩幸（帯広第七中）、山田知史（帯広第一中）

▽会計＝鈴木宏和（啓西小）

▽監査＝松下政博（光南小）、折出雅史（大正小）、伊藤道彦（南町中）、櫻井知克士（帯広第八中）

(関係団体 2016-04-19付)