札幌市中学校教頭会が総会・研修会　新会長に藻岩中・森氏　活動方針―研修活動充実など５点

（関係団体 2016-04-18付）

２８年度の活動方針を決定

　札幌市中学校教頭会は十三日、ホテルライフォート札幌で二十八年度総会・研修会を開催した＝写真＝。研修活動の一層の充実を図り、教頭の職能向上に努めるなど二十八年度の活動方針を決定。役員改選では新会長に藻岩中の森剛彦教頭を選任した。

　冒頭、星野正彦会長があいさつ。生徒の体力向上に向けた取組として体育の授業や部活動への加入等の推進が重要になると強調。「学校長が目指す目標の実現に向け、教頭としてサポートしていくことが重要」と述べ、会員相互の連携を深め、課題解決に向けて取り組んでいくことを求めた。

　来賓あいさつでは、札幌市教委の長岡豊彦教育長と札幌市中学校長会の大塚伸一会長が登壇。長岡教育長は組織をまとめるため、職員から同意を得られるような取組を呼びかけたほか、体力向上や生活習慣の確立、いじめの根絶に向けた取組を推進するよう求めた。

　大塚会長は「日ごろから校長を助け、教職員の協働体制を推進する要として、また、地域や保護者のパイプ役として学校運営に取り組んでいる」と教頭に感謝の気持ちを述べた。

　また、「教頭の姿勢から教員が多くのことを学ぶ。校長の指導のもと、学校目標や課題等を明確にするとともに、教職員一人ひとりを大切にする明るく誠実な対応や公平・公正な判断力・実行力をもって、すばらしい教職員集団をつくってほしい」と話し、健康管理に注意するよう求めた。

　新会員の紹介に続く議事では、二十七年度の事業等を報告したほか、二十八年度の活動方針や計画、役員体制などを決定した。

　活動方針では、「研修活動の一層の充実を図り、教頭の職能向上に努める」「生徒指導上の諸問題について連携を一層強化し、生徒の健全育成に努める」など五つの柱を確認。研究計画では、主題「豊かな人間性と創造性を育む学校づくりの推進」のもと、「子ども（保護者）の立場から学校教育の在り方を考える」「札幌市学校教育の重点を見据えた研究を行う」など五つの視点から研究を進めていくこととした。

　本年度も七回にわたる定例会・研修会を計画。十一月八日には全日研修会、二十九年一月十一日に新年講演会を開くこととした。

　役員改選では、新会長として森氏を選任した。

　本年度役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝森剛彦（藻岩中・新）

▽副会長＝佐々木崇博（もみじ台中・新）

▽事務局長＝伊藤公一（日章中・新）

▽事務局次長＝兼間昌智（東栄中・新）、遠山博雅（羊ヶ丘中・新）

▽会計経理＝中林あけみ（平岸中）、木村嘉宏（向陵中・新）

(関係団体 2016-04-18付)