後志小中学校長会が第３９回総会　新会長に古平中・村井氏　本年度活動の重点など決定

（関係団体 2016-04-15付）

〝学力向上の後志学校教育プラン〟の充実などを方針に掲げた

　【倶知安発】後志小中学校長会は十一日、第三十九回総会を倶知安町内のホテル第一会館で開会した＝写真＝。「学力の向上を目指した〝学力向上の後志学校教育プラン〟の充実と活用推進」「教頭・ミドルリーダーの育成を目指した研修等の推進」など、四点を柱とする本年度活動の重点を決定した。任期満了に伴う役員改選では、古平町立古平中学校の村井満校長を新会長に選出した。

　開会に当たって、佐藤寛之副会長は、教育界を取り巻く状況にふれた上で、「どのようにしたら子どものためになるのか、文部科学省が掲げる方向性と我々が育てたい子どもの姿に整合性をもっていくのか、その答えを求められる二ヵ年になる」と指摘。「これから始まる教育課程の編成に対して、校長が知恵を出し、先生方を指導していくことにリーダーシップが求められる。そのために、学ぶ校長会、学び合える校長会にしていかなくては」と訴えた。

　続けて、後志教育局の武田信吾局長と後志町村教委協議会教育長部会の飯田憲司部会長（当時）が来賓あいさつ。武田局長は、出席者に期待することとして、校長としてのリーダーシップの発揮と校長自身による教育課程の管理を挙げ、会員一丸となった管内教育の強力な推進を求めた。

　飯田部会長は、確固たるビジョンをもった学校経営と常に危機意識をもちながら危機管理することの重要性を説いた。

　議事では、本年度運営方針および活動の重点、各部活動計画を決定。活動の重点には、「学力の向上を目指した〝学力向上の後志学校教育プラン〟の充実と活用推進」「教頭・ミドルリーダーの育成を目指した研修等の推進」「町村教委と校長会との連携強化」「教職員の法令順守に向けた管理職研修の推進」を掲げた。

　経営部は、法制研修会・後志地区教育経営研究会の開催、研修部は、ブロック研究交流会の開催や全道・全国大会提言に向けたプロジェクトチームによる活動推進、対策部は、スキルアップセミナーの開催、情報部は、『会報後志』の年二回（八月・一月）発行などの計画を示した。

　このあと、任期満了に伴う役員改選を行い、新役員を決定。会長に古平中の村井校長、副会長に共和町立西陵小学校の氏家裕子校長、倶知安町立倶知安小学校の梶野祐樹校長、蘭越町立蘭越中学校の橋本直樹校長を選出した。

　村井新会長は「歴代の会長は一人ひとりの校長を支える校長会でありたいと考えていたと思う。役員の方々の協力を得ながら、皆さんに支えられているということが分かる形で還元していける力強い校長会にしたい」と抱負を述べた。

　本年度の役員体制はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝村井満（古平町立古平中・新）

▽副会長＝氏家裕子（共和町立西陵小・新）、梶野祐樹（倶知安町立倶知安小・新）、橋本直樹（蘭越町立蘭越中・新）

▽監査＝新井融（寿都町立寿都小・新）、小林真奈美（喜茂別町立喜茂別中・新）

▽事務局長＝島知章（余市町立大川小）

▽事務局次長＝齊藤信之（真狩村立真狩小）、籔智樹（岩内町立岩内第一中・新）

▽会計＝廣澤信弘（留寿都村立留寿都中）

▽道小事務局理事＝佐藤寛之（共和町立北辰小・新）

(関係団体 2016-04-15付)