十勝小・中学校長会が総会研修会　新会長に音更小・石川氏　〝展望と漸進〟合言葉に活動を

（関係団体 2016-04-21付）

石川満新会長

　【帯広発】十勝小・中学校長会は十三日、十勝教育研修センターで二十八年度総会研修会を開催した。役員改選では、新会長に音更町立音更小学校の石川満校長＝写真＝を選出。石川新会長は「〝展望と漸進〟を合言葉に、地に足を付けた活動を着実に進めていきたい」と抱負を語った。このほか、第四十八回研究大会や、第五十回十勝・帯広地区教育経営・法制研究会などを盛り込んだ新年度の活動計画や会計予算などついて審議し、決定した。

　冒頭の役員改選で新会長に音更小の石川校長を選出。あいさつに立った石川新会長は、少子高齢化などの問題についてふれた上で、「道徳の教科化、外国語の充実、アクティブ・ラーニングなどが求められる背景をしっかり見定め、時宜を逃さず準備を進めていくことが求められる」と指摘。「ことしは〝展望と漸進〟を合言葉に、これからの激動の社会を生き抜く力を確実に付け、未来に生き生きと活躍する子どもたちの姿を夢見て、新しい時代を展望した教育を創造する場に携わっているという気概をもちつつ、地に足を付けた活動を着実に進めていきたい」と抱負を語った。

　引き続き、十勝教育局の竹林亨局長が来賓あいさつ。「チームとしての学校を実現するために、チーム体制の構築や学校のマネージメント機能の強化、教員一人ひとりが力を発揮できる環境の整備などについて校長としてのリーダーシップを発揮していただきたい」と期待。「教育局としては、道教委の施策や各種調査の結果などについての説明や迅速な情報提供を行い、皆さんとの信頼関係をさらに深めるとともに、校長会の取組を全力で支援していきたい」と呼びかけた。　

　続いて、会務報告のあと、議事に移り、本年度活動計画や会計予算などついて審議。八月三日に幕別町内の百年記念ホールを会場に「第四十八回研究大会」を開催するほか、十月五日に第五十回十勝・帯広地区教育経営・法制研究会を行うことなどを確認した。

　本年度の役員体制はつぎのとおり。

＝敬称略＝

▽会長＝石川満（音更町立音更小・新）

▽副会長＝宝輪博継（清水町立清水中・新）、水野豊昭（浦幌町立浦幌小・新）

▽事務局長＝小澤一記（士幌町立士幌町中央中・新）

▽事務局次長＝山下勇（清水町立清水小・新）、横山利幸（幕別町立札内南小）

▽会計長＝関根秀実（上士幌町立上士幌中・新）

▽会計次長＝山田洋（音更町立木野東小・新）

▽監査＝若狭重人（新得町立屈足南小・新）、井口観慈（幕別町立古舞小・新）、大熊孝史（芽室町立芽室南小・新）

(関係団体 2016-04-21付)