道社会教育委員連絡協議会が通常総会　１０月に上川で全道大会　事業計画・役員体制など決定

（関係団体 2016-04-28付）

１０月に富良野市で創立６０周年記念大会を開く

　道社会教育委員連絡協議会は二十二日、札幌市内のかでる２・７で二十八年度通常総会を開催した＝写真＝。創立六十周年記念大会として、十月に富良野市で第五十六回道社会教育研究大会上川大会兼全国社会教育委員連合道ブロック大会を開催することなどを盛り込んだ事業計画を決定。役員改選では大島峰夫会長を再任した。

　冒頭、大島会長があいさつ。現代社会の課題として、少子化、財政難、地域衰退を挙げ、「社会がどのように変化しようとも、その変化に対応し、果敢に課題に立ち向かう人材を育てることが大切」と、学習の成果を地域づくりに生かす人を育てる社会教育の役割を強調。「社会教育行政の応援団、パートナーとして、自分に何ができるかという視点で活動したい」と述べ、本年度で創立六十周年を迎える同会のさらなる発展に期待。来年度、札幌市で開く全国社会教育研究大会に向けて準備を進めていくことについてもふれた。

　このあと、あいさつした来賓の松浦英則道教委生涯学習推進局長は、昨年十二月に出された中央教育審議会答申について、「地域社会の大人がその役割と責任を自覚し、主体的・自主的に子どもたちの学びを支えることによって、郷土に愛着をもち、ふるさとに根付いていく子どもたちを育むことにつながり、地域振興や地域創生を導き出すものと提言している」と述べ、同会の協働による人づくりの実践の広がりに期待を寄せた。

　議事に移り、二十七年度の事業や決算を報告したあと、本年度の活動方針・事業計画などを決定。活動方針では、「社会の変化に対応する社会教育の役割を考え、委員一人ひとりが自己変革を図るとともに、社会教育の振興、生涯学習の推進に努める」ことなど三点を柱に掲げた。

　十月十三～十四日には創立六十周年記念大会として、第五十六回道社会教育研究大会上川大会兼全国社会教育委員連合道ブロック大会を富良野市で開催する。第三十六回道市町村社会教育委員長等研修会は七月七～八日に札幌市内で行う。また、創立六十周年誌も作成する。

　役員改選では、大島会長を再任したほか、副会長に池田禮子氏（稚内市）を再任、田丸典彦氏（釧路市）を新任した。

(関係団体 2016-04-28付)