札中英研が２８年度総会開催　学ぶ意欲高める指導を　ＣＡＮ―ＤＯリストを積極活用

（関係団体 2016-06-06付）

研究大会開催など２８年度事業計画を決めた

　札幌市中学校英語教育研究会は五月下旬、ホテルライフォート札幌で二十八年度総会を開催した＝写真＝。十月に行われる第二回北海道中学校英語教育研究大会兼第五回札幌市中学校英語教育研究大会など、二十八年度の事業計画を決定。研究主題を「学ぶ意欲と確かなコミュニケーション能力の育成～ＣＡＮ―ＤＯリストの活用を通して」と設定し、研究を進めていく。

　議事では、本年度の活動方針や各部の活動計画を決定。活動方針を、①リーダーシップを発揮する事務局体制「有機的に動く組織」②研究会の名に恥ずかしくない研究活動「研究大会へ向けた研究活動の推進」③研究活動を積極的に発信していく広報活動「札中英研から北中英研へ」④事業・研究を広げていく組織強化「会員確保に向けた実践交流」⑤札幌の英語教育に貢献していくという自負「研究会の認知度上昇」―の五点を掲げた。

　また、研究の重点として、「ＣＡＮ―ＤＯリストを活用した授業のデザイン」「指導を反映したパフォーマンス評価の在り方」「教師と生徒、生徒同士によるインタラクションを軸にした授業展開」「自律的な学習を促す仕掛けと動機付け」の四点を設定した。

　活動計画では、学習会を三回行うほか、夏と冬にワークショップを開催することとした。

　また、第二回北海道中学校英語教育研究大会兼第五回札幌市中学校英語教育研究大会を十月二十一日に東栄中学校で行うほか、第五十九回北海道中学校・高校英語教育研究大会が十一月十八日にホテルライフォート札幌で開催されることも確認した。

　二十八年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝加藤佳栄（稲穂中校長）

▽副会長＝田中正実（青葉中校長）、中村邦彦（明園中校長）、西村春樹（札苗中校長・新）、丹生谷真司（星置中校長・新）

▽事務局長＝木村嘉宏（向陵中教頭）

(関係団体 2016-06-06付)