道教委高校学力向上実践事業ハイレベル学習セミナー　推進校に倶知安高など４校　選抜性高い大学進学実現へ

（道・道教委 2016-10-04付）

　道教委は、道高校学力向上実践事業のハイレベル学習セミナー推進校に倶知安高校、静内高校、稚内高校、中標津高校の四校を決定した。各セミナー推進校を会場に、選抜性の高い大学への進学を目指す道立高校生・中等教育学校生を対象としたハイレベル学習セミナーの地区セミナーを開く。セミナーは十二月以降、冬休み中に開催の見込みで、詳細は近く決定する。

◆１２月以降に地区セミナー

　道高校学力向上実践事業は、二十七年度まで実施していた道高校学力向上推進事業を発展させ、本年度から三ヵ年計画で開始した。

　すべての生徒に対し、学力の三要素をはじめとした、これからの時代に求められる力を育成する。また、高校教育の質の確保・向上を図るために、能力・進路等に応じて、対象や目的を明確にした三つのモデル（コアアビリティ、ベーシック、アドバンスト）を設定。各モデルに応じて、授業や家庭学習で活用できる実用的な教材の開発や、生徒の学習内容の定着状況を把握するための学力テストなどを実施し、本道の高校生の学力向上を図る。

　その一環として、ハイレベル学習セミナーを開く。

　北海道大学や東京大学など選抜性の高い大学への進学を目指す道内の生徒を対象に、進路実現に向けた学力の向上と進学意欲の高揚を図るもの。大学進学への理解を深める各種講演、指定校の教員による講義、生徒間の学習の交流など、リーダーシップ育成や学力の向上、大学への進学意欲の高揚に資するセミナーを、高校教育課がアドバンストモデル推進校・協力校、大学などと連携して開く。

　全道セミナーと地区セミナーを開催。

　全道セミナーは、二十九年一月五～八日にネイパル深川で開く。

　一方、地区セミナーは、道立高校四校をセミナー推進校とし、各校を会場に開く。

　今回、セミナー推進校に、倶知安高、静内高、稚内高、中標津高が決まった。各校では、十二月以降の冬休み中に、選抜性の高い大学進学を目指す道立高校生・中等教育学校生を対象とした地区セミナーを開く見込み。詳細は近く決定する。

(道・道教委 2016-10-04付)