道議会決算特別委（２８年１１月１０日）　期限付見直し正規教職員配置へ　柴田教育長が答弁

（道議会 2016-11-15付）

　道議会決算特別委員会第二分科会（十日）では、教職員の配置について、質疑が行われた。

　勝部賢志委員（民進党・道民連合）の質問に対し、道教委は、「二十八年四月一日現在、札幌市を除く道内の公立小・中学校、高校、特別支援学校に一千五百四十一人の臨時的任用教職員を配置している」ことを説明した。

　柴田達夫教育長は「安定的な学校運営を図る上で、できる限り、正規に教職員を配置することが望ましい」との考えを示し、「退職者などの欠員の状況等を的確に把握するなどして、期限付教員の配置を見直し、正規の教職員配置などに努めている」と説明。

　「市町村教委と十分に連携し、退職者などの欠員の状況を的確に把握するほか、翌年度以降の学級編制や学校の統廃合の状況をより一層厳密に見極め、計画性をもって教職員の採用に努めることはもとより、教職員定数の改善・充実を国に強く要望するなどして、学校における教育活動の一層の充実に向けて取り組んでいく」と述べた。

　また、「教員養成課程をもつ大学や市町村教委などの関係機関と連携して、教育の直接の担い手である教員としてふさわしい資質や能力を備えた人材の確保を図り、適切な教職員配置に今後も努めていきたい」と答弁した。

(道議会 2016-11-15付)