道議会文教委員会（２８年１２月１４日）　各種事業関連付け一貫性ある取組を　小学校英語教育で学校教育監が答弁

（道議会 2016-12-20付）

　十四日の道議会文教委員会では、小学校における英語教育について質疑が行われた。

　道教委は、本年度から三ヵ年計画で、「小学校教員英語力アップ夏季集中セミナー」を実施している。同セミナーは、札幌市を除く道内全市町村における英語力向上に中心的な役割を担う教員を対象に開催。カナダ・アルバータ州立大学のオレンカ・ビラッシュ教授を講師に招き、オールイングリッシュで、実践的な演習などを行っている。

　質疑の中で道教委は、同セミナーについて、「参加する教員の英語力に応じたコース別のメニューの設定や、オレンカ教授の講座の受講経験がない教員の参加の促進」を行うほか、「セミナーを受講した教員が、道教委のほかの英語教育に関する事業で研修成果を生かすことができる体制づくり」について検討していく意向を示した。

　梶浦仁学校教育監は「子ども一人ひとりが小学校段階から、生きた英語にふれ、英語に慣れ親しむことができるよう、直接指導に携わる教員の英語力や指導力の向上を図るとともに、学習環境の整備等に努める必要がある」との考えを示した。

　その上で、今後の取組について、「オレンカ教授を講師とした教員研修とイングリッシュキャンプ、小学校外国語活動巡回指導教員研修事業等との関連性を図りながら、一貫性のある取組を進めるとともに、そのための予算の確保等に努めるなど、本道の小学校における英語教育の一層の充実に取り組んでいく」と答弁した。

　佐々木恵美子委員（民進党・道民連合）に対する答弁。

(道議会 2016-12-20付)