上富良野町の２９年度予算案　西小をＣＳモデル校に　高校生の介護士資格取得助成　　

（市町村 2017-03-03付）

　【旭川発】上富良野町は二月二十八日、二十九年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比一二・二％減の六十二億五千九百万円を計上。うち、教育費は六八・三％減の三億三千八百十万円となった。上富良野中学校整備工事が完了したことが大幅な減額の要因となっている。

　新規事業では、開校五十周年を迎える上富良野西小学校をモデル校にコミュニティ・スクールを設置。また、三十万円を充て、町の歴史を紹介する紙芝居を作成する。

　このほか、八百二十四万円を充て、特別支援教育指導助手を一人増員し四人配置する。また、上富良野高校振興対策に一千八十九万円を措置。通学費や下宿費、入学準備金、クラブ活動支援等の従来の補助に加え、介護士資格の取得を助成する。

　主な教育関連事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。

▽ひとり親家庭等医療給付＝四八八

▽子育てセンター整備（新規）＝二、四〇五―トイレ改修、食育サロン整備

▽子ども医療給付（拡充）＝三、三五八―拡充して低所得者世帯の中学生までの通院・入院費を助成

▽上富良野西小開校五〇周年記念事業（新規）＝二五

▽コミュニティ・スクール準備委員会負担（新規）＝五―上富良野西小をモデル校と位置付け、コミュニティ・スクールを設置する

▽姉妹交流推進事業補助＝五六―上富良野西小と姉妹校提携する三重県津市立安東小へ訪問団を派遣

▽外国青年招致＝八一三

▽旧清富分館解体（新規）＝三二四

▽東中分館改修（新規）＝一、七八六―屋根改修、暖房機器改修

▽すくすく絵本事業（新規）＝二六

▽町歴史紙芝居作成（新規）＝三〇

▽学校教育アドバイザー配置＝二一三

▽特別支援教育（拡充）＝八二四―指導助手一人増員

▽小・中学校校舎防音機能復旧＝三、三八三―東中小防音機能復旧工事、上富良野中講堂防音機能復旧実施設計

▽新入学児童用教材整備（新規）＝二七―教材の一部を町が整備し、保護者の負担軽減を図る

▽児童生徒就学支援助成＝一、〇四六

▽上富良野中備品購入等＝七一四

▽放課後事業＝一、五七八

▽上富良野高校振興対策（拡充）＝一、〇八九―介護士資格取得助成

(市町村 2017-03-03付)