占冠村の２９年度予算案　社会教育中期計画策定へ　トマム学校石綿除去　

（市町村 2017-03-03付）

　【旭川発】占冠村は二月二十七日、二十九年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比五・七％減の二十五億八百万円。うち、教育費は一四・八％減の一億五千三百二十万円を計上した。減額は、占冠中央小学校のグラウンド暗渠等改良やコミュニティプラザ屋上防水改修が完了したことが要因となっている。

　新規事業について、ハード事業では、四月一日付で義務教育学校へ移行するトマム学校の体育館のアスベスト除去に九百万円を計上。また、五十二万円を配分し社会教育中期計画の策定に着手するほか、四十一万円を措置し学校支援地域本部から、子どもの教育支援活動を総合化・ネットワーク化する地域学校協働本部へと移行する。

　主な教育関連事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。

▽高校通学者補助＝二一五

▽英語指導助手配置＝三七一

▽占冠・アスペン中学生短期交換留学事業補助金＝六二六

▽特別支援教育支援員配置＝五三七

▽少子化・人口減少に対応した活力ある学校推進事業＝三三六―小規模校の特色を生かし、基礎学力を保障するとともに、ＩＣＴ機器の効果的な活用、外国語活動の充実などを展開する

▽占冠中央小ＬＥＤ照明交換＝七三

▽トマム学校体育館アスベスト除去（新規）＝八〇〇

▽占冠中給水ポンプ改修（新規）＝一九〇

▽社会教育中期計画策定（新規）＝五二

▽学校協働本部事業（新規）＝四一

(市町村 2017-03-03付)