札幌市立幼稚園・こども園長会が総会　新会長に坂田氏（白楊幼）選任　カリキュラム・マネジメントを研究

（関係団体 2017-04-12付）

幼児教育の推進に向けて、２９年度の活動方針や重点等を確認した

　札幌市立幼稚園・こども園長会は十日、市内のちえりあで二十九年度総会を開催した。二十九年度の活動方針や活動の重点を決定。役員改選では、新会長に白楊幼稚園の坂田恵子園長が就任した。

　二十九年度活動方針には、三十年度から施行される幼稚園教育要領や、幼保連携型認定こども園教育・保育要領の改訂に向けて、園長全員が連携・協働し、一丸となって未来につなぐ幼児教育を力強く推進していくことを盛り込んだ。

　活動の重点については、「管理職としてのカリキュラム・マネジメントに関する研究」「札幌市の幼児教育の今後の在り方に関する提言」「時代の変化やニーズに対応する研究実践園の経営を目指す取組」「関係諸機関、関係諸団体との連携」―の四点とした。

　また、研修日程については、本年度、三十一回の園長研修会を予定していることも確認した。

　役員改選では新会長に白楊幼稚園の坂田園長が、新事務局長にもいわ幼稚園の笹山雅司園長が就任した。

　本年度の活動の重点、役員体制はつぎのとおり。

【活動の重点】

▼管理職としてのカリキュラム・マネジメントに関する研究

▽幼稚園教育要領、幼保連携型認定こども園教育・保育要領および学習指導要領改訂の時期に当たって、札幌市の幼児期の学校教育を託されている市立園の管理職として、カリキュラム・マネジメントをどのように実践すべきか追究する

▽自園のカリキュラム・マネジメントの実践を核として、区内の幼保小および市立園同士と連携協働し、教育要領の理念を具現化しモデルとして提示、浸透を図る効果的な方法などを追究する

▼札幌市の幼児教育の今後の在り方に関する提言

▽幼児期の学校教育の機能と幼児教育センターの補完的機能を有する市立園（研究実践園）の今後の在り方と役割について、教育委員会と連携しながら、諸会議等で提言する

▽新入園児募集、教員採用、園長や教職員の働き方などの課題について改善が図られるよう、教育委員会等に働きかける

▼時代の変化やニーズに対応する研究実践園の経営を目指す取組

▽法や制度等に基づく園務の遂行にかかる研修や情報共有に努める

▽教職員の資質および専門性の向上に資する現職研修を実施する

▼関係諸機関、関係諸団体との連携

▽北海道国公立幼稚園・こども園長会、北海道国公立幼稚園・こども園教育研究会との連携

▽小学校長会をはじめとする教育関係団体や養成校との連携

【役員】（すべて新任）

　　　　　　　＝敬称略＝

▽会長＝坂田恵子（白楊幼）

▽副会長＝神谷かほる（手稲中央幼）

▽事務局長＝笹山雅司（もいわ幼）

▽事務局次長＝山下幸子（ひがしなえぼ幼）

▽監査委員＝瀬戸富美子（中央幼）、菅原由美（はまなす幼）

(関係団体 2017-04-12付)