後志小中学校長会が総会開催　新会長に佐藤氏（共和町北辰小）選出　社会に開かれた教育課程を

（関係団体 2017-04-14付）

本年度の活動の重点などを確認した

　【倶知安発】後志小中学校長会は十一日、倶知安町内のホテル第一会館で第四十回総会を開催した。「〝生きる力〟を育む〝社会に開かれた教育課程〟の編成・実施・評価・改善の推進」「教頭・主幹教諭・ミドルリーダーの育成を目指した研修等の充実」など四点を柱とする本年度活動の重点を決定。役員改選では、共和町立北辰小学校の佐藤寛之校長を新会長に選出した。

　開会に当たり、村井満会長は、「学力向上」「人事評価・職員評価の在り方」「コンプライアンス」の三点から二十八年度を振り返ったあと、二十九年度について、「活動の重点は、昨年度と同様に四点を掲げた。どの点についても新たな工夫や改善の余地が残されており、しっかりと取り組まなくてはならない」と強調。「〝何のために行うのか〟という問題解決のための意識をもち、具体的な計画を作成し活動を推進していきたい」と述べた。

　続けて、後志教育局の原光宏局長と後志町村教委協議会教育長部会の成田昭彦部会長が来賓あいさつ。原局長は、出席者に期待することとして、人材育成を通じた学校改善の推進と次期学習指導要領を見据えた取組を挙げたあと、会員一丸となった管内教育の強力な推進を求めた。

　成田部会長は、教職員が指導力向上に向けた取組のできる環境づくりや保護者、地域住民の意見を幅広く聞いた上での地域に開かれた学校づくりの重要性を説いた。

　議事では、本年度運営方針および活動の重点、各部活動計画を決定。活動の重点には、「〝生きる力〟を育む〝社会に開かれた教育課程〟の編成・実施・評価・改善の推進」「教頭・主幹教諭・ミドルリーダーの育成を目指した研修等の充実」「教職員の法令順守、服務規律の厳正な保持に向けた管理職研修の推進」「町村教委と校長会との連携強化」の四点を掲げた。

　経営部は、後志地区教育経営研究会の開催、学校経営上の諸課題や管理運営上に関する法制資料の作成と研修会の実施、研修部は、各町村・各ブロックの組織的な継続研究、全道・全国大会提言に向けたプロジェクトチームによる活動推進、対策部は、教頭・ミドルリーダーを対象とした研修会の開催、情報部は、『会報後志』の年二回（八月・一月）発行などの計画を示した。

　このあと、任期満了に伴う役員改選を行い、新役員を決定。会長に共和町立北辰小の佐藤校長、副会長に共和町立西陵小学校の氏家裕子校長、倶知安町立倶知安小学校の梶野祐樹校長、蘭越町立蘭越中学校の橋本直樹校長、古平町立古平中学校の宮本元仁校長を選出した。

　佐藤新会長は「一人ひとりの校長の学び合いを一つにまとめることが、一人ひとりの校長を支えることになると考えている」とし、会務運営に対する理解と協力を呼びかけた。

　新役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝佐藤寛之（共和町立北辰小・新）

▽副会長＝氏家裕子（共和町立西陵小）、梶野祐樹（倶知安町立倶知安小）、橋本直樹（蘭越町立蘭越中）、宮本元仁（古平町立古平中・新）

▽監査＝新井融（寿都町立寿都小）、小林真奈美（喜茂別町立喜茂別中）

▽事務局長＝齊藤信之（真狩村立真狩小・新）

▽事務局次長＝三浦卓也（喜茂別町立喜茂別小・新）、籔智樹（岩内町立岩内第一中）

▽会計＝渡邉均（仁木町立仁木小・新）

(関係団体 2017-04-14付)