支部長に中内氏再任　北教組留萌支部年次大会

（関係団体 2017-04-07付）

あいさつに立つ中内支部長

　【留萌発】北教組留萌支部（中内孝支部長）は三月二十七日、第五十九回年次大会を開催した。二〇一六年度の決算報告、監査報告、二〇一六年度たたかいの総括を承認したほか、二〇一七年度予算や運動方針などを議決。また、役員改選では中内支部長を再任した。

　はじめに、あいさつに立った中内支部長は、次期学習指導要領改訂案について、「教育の目的を〝人格の完成〟から〝人財育成〟に変質させるものとなっている」とし、「学力観を問うことなく、結果だけを追い求める風潮は子どもたちを追い詰める」との考えを示した。

　また、学校現場の労働環境改善について、「現行制度では、部活動顧問などの時間外労働は教員の自発的行為とされ、黙認されている。超勤の改善には、給特法体制の見直し、労基法改正の教職員への適用を進めていく必要がある」と訴えた。

　議事に入り、二〇一六年度たたかいの総括、決算報告を承認したほか、二〇一七年度予算や運動方針、大会スローガンを決定。役員人事では、中内支部長をはじめ、五人を再任した。

　二〇一七年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽支部長＝中内孝（苫前町古丹別小）

▽副支部長＝小川朝美（遠別町遠別小）、中山聡（羽幌町羽幌小）

▽書記長＝榎本洋（遠別町遠別中）

▽書記次長＝北川道生（遠別町遠別小）

(関係団体 2017-04-07付)