札幌市社会科教育連盟が総会　秋に札幌地区研究大会開催　新委員長に屯田小・新保校長

（関係団体 2017-04-26付）

新保新委員長は、原点に立ち返って研究を進めるよう呼びかけた

　札幌市社会科教育連盟は十五日、ホテルライフォート札幌で二十九年度総会を開いた。九月中旬から十月上旬に開催予定の第四十五回札幌地区社会科教育研究大会など、事業計画を決定。役員改選では新委員長に屯田小学校の新保元康校長を選任した。

　議事では二十八年度事業・決算報告に続き、二十九年度の事業計画についても審議。三ヵ年研究二年目の研究主題「未来を切り拓く資質・能力を育む社会科の授業」のもと、研究を進めていくことを確認した。

　また、小学校の研究部では、「見方や考え方を意図的に構成した単元」「学びを生かし、未来へと思考をつなげる」をポイントに研究を進めていくこと、中学校の研究部では、「つなぐ」をキーワードに、「示す」「引き出す」「評価する」「ゆさぶる」―の四つの具体的な手立てで研究に取り組んでいくことをそれぞれ説明した。

　このほか、九月中旬から十月上旬に開催予定の第四十五回札幌地区社会科教育研究大会や、十一月十七日に開催される第七十二回道社会科教育研究大会釧路大会の日程についても確認した。

　役員改選では、新委員長に屯田小の新保校長を選任した。あいさつに立った新保委員長は、同連盟のこれからの研究・運営の方向性として、「社会科の重要性の再認識」「札幌市の社会科教育充実に向けてさらに貢献すること」「地に足のついた研究」の三点を提示。「この三つの視点を大切に、教育の原点、社会科の原点に立ち返って研究を進めていこう」と呼びかけた。

　また、三十四年に本道で開催予定の全国小学校社会科研究協議会研究大会に向けて準備を進めていく方針も示した。

　本年度の役員はつぎのとおり。　　　　＝敬称略＝

▽委員長＝新保元康（屯田小校長・新）

▽副委員長＝津田安彦（山鼻南小校長・新）、佐藤裕三（明園小校長・新）、山下豊（簾舞中校長・新）、岩田敦（北野小教頭）

▽監査＝浪岡昭彦（真栄小校長・新）、前谷良雄（真駒内公園小校長・新）

▽事務局長＝附田裕哉（簾舞小校長）

(関係団体 2017-04-26付)