道社会科教育研究会が総会開催　１０月に札幌で全道大会　役員改選―坪内会長を再任

（関係団体 2017-04-26付）

３ヵ年研究のまとめを行うことなどを確認した

　道社会科教育研究会（＝北社研）は十五日、ホテルサンルートニュー札幌で二十九年度総会を開催した。研究主題「主体的に社会に参画できる児童生徒の育成」のもと、研究小主題「習得した知識・技術を活用し協働して問題解決に向かう学習を通して」を示し、三ヵ年継続研究のまとめの年として研究を進めることを確認したほか、役員改選では坪内伸樹会長を再任した。

　開会に当たり、坪内会長があいさつ。新学習指導要領の改訂、アクティブ・ラーニングの視点に基づく授業実践などを踏まえ、「これまでと同様、時代の流れをしっかりと把握して新しい情報と接し、今、何が社会科に求められているのかを追究したい」と述べた。

　議事では、研究大会や第十回冬季セミナーなど昨年度の研究活動を報告。また、ことし十月二十日に札幌市立屯田西小学校で開催予定の第七十回道社会科教育研究大会・第二十七回道生活科研究大会、三十年一月五日開催の第十一回冬季セミナーなど、二十九年度活動推進計画を決めた。

　研究部は、「習得した知識・技能の活用」「協働して問題解決に向かう力」をテーマとする過去二年の研究内容をもとに、協働学習と課題解決的な学習を取り入れた研究推進計画を推進。事実に基づいて考える力、合理的な意志決定を重点として、本年度の研究を進めることを決定した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝坪内伸樹（札幌市立厚別北中校長）

▽副会長＝野口英雄（札幌市立屯田西小校長）、山本豊（札幌市立山の手南小校長）、佐藤巧（札幌市立札幌小校長）、相原正典（札幌市立栄町中校長）、小池千秋（札幌市立信濃中校長）、淡路尚広（札幌市立篠路中校長）、山本米一（札幌市立東月寒中校長）、江野秀明（札幌市立新川西中校長）、小松田靖（札幌市立新琴似北中校長）、津坂雅法（札幌市立新陵中校長・新）

▽事務局長＝吉井惠洋（札幌市立太平中校長）

(関係団体 2017-04-26付)