渡島小中学校長会が総会・研修会　連帯意識もち課題解決へ　新会長に七飯町藤城小・竹嶋氏　

（関係団体 2017-04-26付）

竹嶋新会長

　【函館発】渡島小中学校長会は十二日、七飯町文化センターで二十九年度総会・研修会を開催した。議事では、本年度の事業計画や予算案などを審議。本年度の運営方針では、多様化する教育課題に対して、「オール渡島」で連帯意識をもって解決に向かうことを基本方針とし、九項目の活動方針も設定した。役員改選も行い、新会長に七飯町立藤城小学校の竹嶋充校長を選出した。

　冒頭、工藤彰子会長代行があいさつ。十八人の新会員を歓迎するとともに、前年度実施してきた、「オール渡島学力向上プラン」や「生活習慣の改善」などの活動成果について説明。本年度も会員間で情報を共有し、さらなる活動充実を呼びかけた。また、校長の職能向上について、ブロック研修の充実を図り、教育課題の解決に向けて、「校長の英知を結集して取り組んでいこう」と呼びかけた。

　議事に移り、二十九年度の運営方針・事業計画・予算案について審議。運営方針では、急速に進む教育改革への対応や様々な課題解決に向けて、「オール渡島」として連帯意識をもち、管内教育の充実・発展に取り組んでいくこととした。

　その上で、活動方針として「創意と調和のある学校経営の充実」「未来を創造する子どもたちを育成する教育課程の編成」「子どもの自己実現を目指す積極的な生徒指導」など九項目を設定した。

　続いて、渡島小中校長会が作成した、「総会宣言」「交通事故防止宣言」「学力向上にかかる決議」を採択した。

　役員改選では、新会長に七飯町立藤城小の竹嶋校長を選出。副会長には森町立鷲ノ木小学校の工藤彰子校長を再任したほか、七飯町立軍川小学校の朝倉憲昭校長を新任した。

　新役員を代表して竹嶋会長があいさつに立ち、「課題は山積しているが〝オール渡島〟をキーワードに、地域に根ざした教育活動を展開していこう」と呼びかけ、校長同士の連携・協力のさらなる強化を要請した。

　総会後、学校経営研修を行い、経営部副部長の飯田典紀校長が条例改正後の教職員の服務について講話した。

　新年度の役員はつぎのとおり。　　　　＝敬称略＝

▽会長＝竹嶋充（七飯町立藤城小・新）

▽副会長＝工藤彰子（森町立鷲ノ木小）、朝倉憲昭（七飯町立軍川小・新）

▽監査＝角谷晴雄（八雲町立野田生小・新）、小野寺徹（福島町立吉岡小・新）

▽事務局長＝三觜徳久（北斗市立上磯中・新）

▽事務局次長＝岩間唯史（七飯町立大中山小・新）

(関係団体 2017-04-26付)