手を携えて教育充実　留萌管内市町村教委協議会が総会

（関係団体 2017-05-09付）

新会長には、苫前町教委の池田教育長を選任した

　【留萌発】留萌管内市町村教委協議会は四月中旬、留萌合同庁舎で二十九年度総会・研修会を開催した。管内各市町村教委の教育長や留萌教育局の井之口淳治局長など三十二人が出席し、二十九年度事業実施計画案について協議。事業計画には、留萌地方道民芸術祭の開催、研究団体等への助成などを盛り込んだ。役員改選では、苫前町教委の池田文敏教育長を選任した。

　冒頭、あいさつに立った森弘子羽幌町教育長職務代理者は、地域と一体となって子どもたちを育む重要性について説明。その上で、「知・徳・体のバランスの取れた成長のため、管内市町村が手を携え、教育充実発展に努めてほしい」と求めた。

　総会では二十八年度事業実施報告および収支決算・監査報告を実施したほか、二十九年度事業実施計画案、収支予算案について協議。事業計画には、留萌地方道民芸術祭の開催や、各種研究団体・社会教育団体への助成などを盛り込んだ。役員改選では会長に池田教育長を選任した。

　続いて行われた研修会では、留萌教育局の輕部恭子教育支援課長が「教育の動向と諸課題等について」と題し、講話。学習指導要領改訂の要点や、道の取組等について解説した。

　また、今後各学校に期待することとして、①留萌のよさ、強みを生かした学校経営②新学習指導要領を踏まえた取組の充実③自信をもった管外への発信―の三点を挙げ、地域の子どもの現状を踏まえた取組の推進を求めた。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝池田文敏（苫前町教委教育長）

▽副会長＝高田潔（留萌市教委委員）、伊藤太一（初山別村教委委員）、山口芳徳（羽幌町教委教育長）

▽理事＝仙北剛久（増毛町教委委員）、戦国景章（小平町教委委員）、森弘子（羽幌町教委委員）、花井秀昭（苫前町教委委員長）、横溝裕美子（天塩町教委委員）、早川隆（留萌市教委教育長）、佐藤敏治（増毛町教委教育長）、吉田芳博（小平町教委教育長）、富士原栄治（遠別町教委教育長）、野崎浩宜（天塩町教委教育長）

▽監事＝清水光子（遠別町教委委員長）、村田繁光（初山別村教委教育長）

(関係団体 2017-05-09付)