函館市の小・中教頭会が安全宣言　交通事故ゼロへ決意示す　函館市教委の辻教育長に署名提出

（関係団体 2017-05-09付）

両教頭会合わせて７０人分の署名を提出した。前列右から阿部会長、辻教育長、石川会長

　【函館発】函館市小学校教頭会（石川嘉明会長）、函館市中学校教頭会（阿部真之会長）は四月二十六日、函館市教委の教育長室で、辻俊行教育長に交通安全宣言に関する署名を提出した。石川会長と阿部会長のほか、両教頭会の研究部長二人が教育長室を訪問。両会長は、本年度の交通事故・交通違反ゼロの実現に向けて、力強く決意を述べていた。

　両教頭会では、署名活動を六年ほど継続して実施。会全体や各勤務校の職員の交通安全意識向上を図り、無事故・無違反を目標としている。署名の宣言文には、「飲酒運転の撲滅」「市民の模範となる交通ルールの順守」「教職員や児童生徒の交通安全の意識向上に努める」などが記載されており、ことしは両教頭会合わせて七十人分の署名を提出した。

　署名を受け取った辻教育長は「会としても指導する側の立場として素晴らしい取組」と評価するとともに、「地道な活動の継続を通して、子どもたちの安全意識向上にもつながるはず」と期待を述べた。

　石川会長は「四月は家庭訪問などで、職員も車の使用が増える時期。交通安全の意識を徹底し、無事故・無違反につながっていくよう呼びかけていく」と力強く話していた。

　阿部会長は「学校の扇の要として、気を引き締め直して安全意識の向上を図りたい」と決意を述べた。

(関係団体 2017-05-09付)