上川管内女性教員の会「花の会」が総会　〝しなやかな心〟育成へ研鑚　新会長に緑が丘中・林校長

（関係団体 2017-05-10付）

林新会長は会員一人ひとりが力量を高めるよう求めた

　【旭川発】上川管内女性教員の会「花の会」は四月下旬、旭川トーヨーホテルで二十九年度総会を開催した。議事では、二十八年度の事業報告を行ったほか、二十九年度の活動方針などについて協議。役員改選では、新会長に旭川市立緑が丘中学校の林邦子校長を選出した。

　冒頭、副島知子会長があいさつ。本年度、六十一人の会員でスタートする同会について、「貴重な経験と豊富な知識をもった人たちが集結した」と強調。その上で、会員同士の交流を図ることや、研修への積極的な参加を求め、「一人ひとりの資質や職能向上を目指し、取り組んでほしい」と呼びかけた。

　来賓あいさつでは、上川教育局の中島康則局長が登壇し、「会員相互に絆を深め、管内の子どもたちを支えてほしい」と求めた。

　続く議事では、二十八年度事業報告を行ったほか、二十九年度の運営方針や研究主題、事業計画などについて協議した。

　本年度、同会は研究主題を「未来を共に拓き　心豊かにたくましく生きる日本人を育成する学校教育の推進～確かな学びとしなやかな心　生き生きと自分らしさを発揮し　学び続ける子どもを育む学校経営」と設定。次期学習指導要領の内容を踏まえ、管内の子どもたちが自分らしく生き抜くために必要な、「しなやかな心」の育成を目指して、研修体制を充実させるとともに、会員一人ひとりの資質向上などに取り組んでいく。

　また、事業計画には、後継者育成を目指した事業の一環として、九月三十日に特別研修Ⅰの実施などを盛り込んだ。

　役員改選では、新会長に旭川市立緑が丘中の林校長を選出した。林会長は、これから求められる女性の活躍にふれ、「期待が大きいということは、世間から、温かい目と厳しい目の両方の目でみられる」と強調。「会員一人ひとりの力量を高めるとともに、会員同士の交流を深め、同会を盛り上げていく」と意気込みを示した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝林邦子（旭川市立緑が丘中校長・新）

▽副会長＝鎌田優子（旭川市立日章小校長）、大坪まゆみ（旭川市立忠和小校長・新）

▽事務局長＝尾﨑朋子（東川町立東川中校長・新）

(関係団体 2017-05-10付)