札幌市小学校教頭会が研修会　目標にされる管理職に　教頭の在り方テーマに講演

（関係団体 2017-06-12付）

元札幌市小学校長会長の北本氏が、教頭の役割などについて講演した

　札幌市小学校教頭会（宗石健太郎会長）は一日、市内のちえりあで第一回全市研修会を開催した。元札幌市小学校長会長の北本義和氏が「教頭として、やるべき事とやりたい事を実行する」と題して講演。講演を通して、教頭としての心構えを学んだ。

　冒頭、宗石会長があいさつ。教育を円滑に実施するに当たって、壁にぶつかることがあることにふれ「横のつながり、教頭同士での情報の共有や研修が解決のヒントになる」と話し、同会の研修会の意義を述べた。

　また、来年、札幌市で開催される全国公立学校教頭会研究大会札幌大会の概要にふれ「オール札幌で取り組み、実り多い大会としたい」と話した。

　続いて、北本氏が「教頭として、やるべき事とやりたい事を実行する」と題して講演した。北本氏は現場志向や業務負担の多さなどを理由に管理職を目指さない人が増加傾向にあることを説明。次世代の管理職を育てるため「自身の教頭の姿がどう見られるかが重要」と強調した。

　教頭の役割について、校長の補佐のほか「子ども・保護者・教職員を守る砦」「学校と保護者・地域をつなぐ顔」などと説明。「得手不得手はあると思うが、不得手なことはそのままにせず、努力する必要がある」と呼びかけた。

(関係団体 2017-06-12付)