【平成３０年を迎えて　教育研究団体に聞く】北海道道徳教育研究会　松井毅会長

（関係団体 2018-01-09付）

　謹んで新年のお慶びを申し上げます。

　また、日ごろより、本会の活動にご理解とご協力を賜り、心よりお礼申し上げます。

　昨年は、小学校の教科書採択が行われ、年間計画の見直しや評価の在り方の検討など、道徳の教科化に向けての具体的な作業が進められる中、第五十二回北海道道徳教育研究大会を函館市において開催し、四百人を超える参加者とともに教科化に向けた道徳教育の在り方を学び合うことができました。

　函館市では、五年ぶりの全道大会開催であり、参加者数も一昨年の日高・浦河大会に続き、例年にない多さでした。

　道徳が「特別の教科　道徳」となるうえで注目されていることとして、「読む道徳」から「考え議論する道徳」への授業の質的転換と評価の問題があります。子どもたちが自分とのかかわりを深めながら、主体的に道徳上の諸問題を発見し、その解決策を見いだし、協働的に話し合い、議論を深めていく学習を通し、子どもの成長をしっかり見取っていきたいものです。

　ことしは、旭川市で全道大会を開催します。一昨年の日高・浦河大会、昨年の函館大会と積み上げてきた成果を受け、ことしから小学校でスタートする道徳科について熱い思いをぶつけ合い、全道各地の皆様と連携を深め、全道の道徳教育の充実に力を尽くしてまいります。

　今後とも、皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げ、年頭のごあいさつといたします。

▼新年の事業計画

▽３０年度第１回本部理事会

・期日＝４月１４日（土）

・会場＝ライフォート札幌

▽第５３回北海道道徳教育研究大会上川・旭川大会

・期日＝１０月１９日（金）

・会場＝旭川市立朝日小学校・旭川市立中央中学校

・研究内容＝大会主題「主体的に学び合う児童・生徒の育成」（仮）―公開授業、学年別分科会、課題別分科会、講演会

▼事務局＝札幌市立羊丘中学校（事務局長―鹿野内憲一校長）

(関係団体 2018-01-09付)