【平成３０年を迎えて　教育研究団体に聞く】北海道中学校道徳資料研究会　鹿野内憲一会長

（関係団体 2018-01-09付）

　平成三十年の新年を迎え、謹んで年頭のごあいさつを申し上げます。

　いよいよ「特別の教科　道徳」が小学校で始まり、中学校では教科書採択の年度を迎えます。各学校では、道徳教育推進教師を中心とした指導体制を確立し、道徳科を「要」として、全教育活動を通じた道徳教育の推進が鋭意進められております。

　特に、中学校段階にあっては、道徳的価値に裏打ちされた人間としての生き方について自覚を深めるとともに、社会において自立的に生きるために必要とされる力を育てる豊かな体験や道徳的実践を充実させることが求められています。

　本研究会は、北海道道徳教育研究会や札幌市道徳教育研究会の中学校部会との連携を密にし、北海道の文化や歴史、風土などを素材とした読み物資料の作成や指導案の工夫などに焦点を当て、研究を進めております。

　読み物資料は、生徒が道徳的価値について内面的な自覚を深めたり、人間としての生き方を見直したりするための手がかりとして極めて大きな意味をもっており、生徒がねらいに迫る効果が大きく期待できる媒体であります。

　本年も、心に響く読み物資料の作成や授業研究を通して、北海道の道徳教育の充実・発展に資するよう全力を尽くす所存です。

▼新年の事業計画

▽夏季研修

・期日＝８月中旬

▽道徳学習会の支援

・期日＝６～１２月

▼事務局＝札幌市立宮の森

中学校（事務局長―荒島晋教頭）

(関係団体 2018-01-09付)