【平成３０年を迎えて　教育研究団体に聞く】北海道国際理解教育研究協議会　石原和人会長

（関係団体 2018-01-09付）

　謹んで新春のお慶びを申し上げます。平素より、本協議会の活動に対しご理解とご協力を賜り、深く感謝申し上げます。

　本協議会は、四十年にわたり、全道十六地区・三百人余りの仲間と共に、子どもたちが異文化に接しその多様な価値観を積極的に受け入れ、主体性や問題解決する力を育むことを目指してまいりました。グローバル化が進展する社会の中で、子どもたちが自らの力で未来を切り拓き、生きていけるよう実践を積み重ねています。

　昨年十一月には、第三十八回北海道国際理解教育研究大会北見大会を開催し、大きな成果を上げることができました。「教科・総合的な学習における国際理解教育、小学校外国語活動など、小・中学校の六つの授業」と「教科・総合的な学習・小学校外国語活動にかかわる三分科会で、六つの研究提言」がなされました。グローバル社会における国際理解教育の新たな方向性を探るとともに、地域と地球とのつながりを実感しながら行動する子どもの姿を提案できたと考えております。

　未来を見通し、自立した人間として、社会に働きかけていく生き方が求められている現在、本会は、本年も国際理解教育を通して、全道各地区と力を合わせながら、持続可能な社会づくりのために様々な人と調和しながら生きていく子どもの姿を追求していきたいと考えています。今後も、本協議会に対しまして、一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。　　　

▼新年の事業計画

▽第３９回北海道国際理解教育研究大会苫小牧大会

・期日＝１１月１５日（木）１６日（金）

・会場＝倶知安町・ニセコ町内を予定

▼事務局＝札幌市立藻岩小学校（事務局長―島田裕文校長）

(関係団体 2018-01-09付)