【平成３０年を迎えて　教育研究団体に聞く】北海道高等学校教育研究会　石黒清裕会長

（関係団体 2018-01-09付）

　謹んで新年のお喜びを申し上げます。日ごろより、本研究会の活動に対しまして、温かいご理解と絶大なご支援を賜り、心から感謝とお礼を申し上げます。

　北海道高等学校教育研究会は、高校の教員や教育委員会の職員を中心として、昭和三十八年に設立された教育研究団体で、現在、全道二千人を超す会員で構成されています。全国的に見ても類を見ない、教科の枠を越えた教員相互の研究組織として、注目を集めております。

　ことしは、「未来を担う人を育む北海道高等学校教育の創造」を研究主題として、第五十五回研究大会を一月十日、十一日の二日間にわたって開催いたします。一日目には、今日の高校にかかる様々な課題を分析しながら魅力的な意見を発信されている、法政大学キャリアデザイン学部教授の児美川孝一郎氏を講師としてお招きし、ニトリ文化ホールで全体集会講演会を開催します。なお、来年度は建設中の札幌市民交流プラザにて開催することとしております。

　また、二日目は十四の会場に分かれて、教科別集会を開催いたします。教科別集会では、最新の研究成果や情報が得られる教科・科目ごとの講演と、高校教育が大きく転換しつつある中で、全道各地の実践事例を中心とした提言や研究発表が行われ、各教科の今日的な課題に迫る研究協議が展開されます。

　本会は、今後も北海道教育の発展を目指し、全道から集まる志をもった教職員の研鑚と修養に寄与し続ける所存です。会員は、その成果を各学校にもち帰り、日々の実践をより良いものにすべく工夫を重ねています。このような熱心で情熱をもった教育活動が、北海道の高校生を健やかで、たくましく社会を生き抜く力をもった有為な人材に育てていることは言を俟ちません。

　平成三十年の新年を迎え、今後とも変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、重ねてお願い申し上げ、新年のごあいさつに代えさせていただきます。

(関係団体 2018-01-09付)