網走市が30年度予算案発表 全小中に校務支援システム CS31年度導入へ検討(市町村 2018-02-19付)
【網走発】網走市は十四日、三十年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比二・三%減の二百三十三億一千二百八万円。うち、教育費は七・五%減の十八億八千九百八十五万円。新規事業では、コミュニティ・スクール(CS)について、三十一年度から小中合同のCSを一部中学校区で導入することを目指し、導入する校区の検討などを進めていく。すべての小・中学校に校務支援システムを導入し、校務の軽減を図る。
主な事業をみると、小学校ICT教育環境整備の拡充に八百六十万円を計上。小学校八校の普通教室に無線LAN環境とタブレット端末三十八台を整備する。また、特別支援教育支援員配置では、支援員を小中学校でそれぞれ一人ずつ増員。小学校に二千四百五十六万円、中学校に四百六十八万円を措置した。
教育関係の主な事業はつぎのとおり(金額単位・万円)。
▽子ども安全対策=六八―子ども安全確保にかかる連絡会議の開催、啓発資材作成・配布、スクールガードリーダーの配置
▽コミュニティ・スクール導入促進(新規)=二一―CS導入に向けた取組
▽スクールバス運行=八、二八八
▽小学校改修=五、四八七
▽中学校改修=三一〇
▽小学校教職員用パソコン整備=三、〇九一―教職員用パソコンの更新
▽小学校ICT教育環境整備(拡充)=八六〇―小学校の普通教室内に無線LAN環境およびタブレット端末を整備
▽小学校教材教具(拡充)=二、二〇〇―児童が授業で使用する教材教具および新たな教科書に対応した教師用指導書を購入、社会科副読本の作成準備
▽小学校校務支援システム管理(新規)=三七一―児童の学籍や出席管理などの作成や校務の情報化・効率化に伴うシステムの導入
▽中学校校務支援システム管理(新規)=二四二
▽中学校教材教具=一、四四〇―生徒が授業で使用する教材教具の購入
▽中学校教職員用パソコン整備(拡充)=一、九〇四―教職員用パソコンの更新
▽学校教育計画策定=五六―第二次網走市学校教育計画の策定
▽学校教育実践校補助金=九三―公開研究会における必要経費の補助
▽児童生徒カウンセリング=一九七―市費負担のカウンセラーによる巡回カウンセリングを実施
▽英語指導助手(ALT)招致=四七一
▽吹奏楽楽器整備=三四五―小・中学校における老朽化した吹奏楽楽器の更新整備
▽読書感想文コンクール開催=三〇
▽学習支援員配置=一、七六六
▽教職員研修=七〇―先進地視察研修など、教職員の指導力向上を図る研修会の開催
▽あばしり寺子屋開催=九―東京農業大学生ボランティアなどによる学習のサポート
▽学力向上対策=二〇五―現状分析のための学力テストの実施
▽子ども体力づくりサポート=三二―日本体育大の指導者・学生などによる体力づくりのサポート
▽小学校学校図書館図書整備=三九五
▽中学校学校図書館図書整備=二八八
▽学校図書館司書配置=一、〇二八
▽中学校タブレットパソコン整備=一、〇二四―中学校にタブレットパソコン、無線LAN環境の整備
▽音楽教育振興事業補助金=九〇―全国大会に出場する吹奏楽部への支援による音楽教育の振興
▽学校給食食材放射性物質検査=五
▽教育児童相談室運営=三一二
▽適応指導教室運営=三三二
▽いじめ対策=二三―いじめ対策にかかる啓発資料作成など
▽小学校特別支援教育支援員配置(拡充)=二、四五六―小学校への特別支援教育支援員を一人増
▽中学校特別支援教育支援員配置(拡充)=四六八―中学校への特別支援教育支援員を一人増
▽日体大高等支援学校施設整備事業補助金=一、〇〇〇―施設整備および教育活動に要する経費の助成
▽社会教育長期計画策定=一五四―第四次社会教育長期計画の策定
▽放課後子供教室推進=七一三―小学校区を単位に子どもの体験・学習活動の場を提供
▽子どもと動物ふれあい=九二
▽子どもフェスティバル=三九―科学する心を培う学習・体験機会を提供
▽子ども講座開設=三〇―子どもの創造性や探究心を高める講座・教室を開催
▽子ども夢育=一一六―夢をもって生きることの大切さと生きる力を形成するため、夢や人生などをテーマにした講演を開催
▽社会教育振興各種補助=四五―PTAや子ども会などの市民団体が行う事業の開催を支援
▽学社融合=一五―小・中学校の授業に市民講師を派遣
▽学校支援地域本部=一二〇―小・中学校の活動に市民ボランティアが参加し、充実を図る
▽子どもスポーツチャレンジ=一六
▽「夢の教室」開催=二三一―現役スポーツ選手などが「夢先生」として学校を訪問し講義、実技を行う
▽英会話指導=四三五―英会話指導員の配置
▽国際理解体験=三二〇―子どもたちが外国文化を体験する機会を提供
(市町村 2018-02-19付)
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