富良野市が３０年度予算案発表　教育費は３．５％増、４．９億円　学校司書を２人配置

（市町村 2018-02-19付）

　【旭川発】富良野市は十四日、三十年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比七・八％減の百十四億六千六百万円。うち、教育費は三・五％増の四億九千三百六十三万円となった。

　学校図書館活用推進に二百四十三万円を計上し、学校司書二人を新たに配置する。また、学校図書システムの導入・更新に百九万円を充て、新規導入・更新を各四校で行い、学校図書館の活性化を図る。このほか、教材整備児童生徒実態調査に百四十五万円を計上し、全児童生徒の学校生活における実態調査をコンピューター診断で把握・検証することなどを盛り込んだ。

　主な教育関連の事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。

▼次代を担う子どもたちをみんなではぐくむまちづくり

▽子ども子育て支援給付＝二八、五一七

▽学校図書館活用推進学校司書の配置（新規）＝二四三―学校図書館の機能充実を図るため、学校司書を配置する。三十年度はモデル校を指定して二人配置

▽学校図書館活用推進学校図書システムの導入・更新（新規）＝一〇九―学校図書の蔵書管理・蔵書検索および貸出返却業務を効率化し、調べ学習などでの学校図書館の活用と活性化を図るため、学校図書システムの導入・更新を行う。新規導入四校、更新四校

▽教材整備児童生徒実態調査（新規）＝一四五―学校生活における全児童生徒の意欲や満足感、学級集団の状態を質問紙によって測定し、その結果をコンピューター診断で把握・検証。学校の「めざす児童生徒像」に対する取組の評価と改善に生かす

▽ふらのまちづくり未来ラボ推進＝一七九

▽森林学習プログラム推進＝四〇二

▼やさしさと生きがいが実感できるまちづくり

▽各種スポーツ競技大会補助金＝一四五

(市町村 2018-02-19付)