帯広市教委　ＡＬＴ増員し６人体制に　外国語活動時数増に対応

（市町村 2018-02-19付）

　帯広市教委は、新学習指導要領の移行期間の外国語活動時数増に伴い、新年度から外国語指導助手（ＡＬＴ）を増員する。現雇用の五人に加え、新たに一人増員する考え。市教委では「ネイティブな英語にふれる機会を増やすとともに、コミュニケーション能力が向上するきっかけとなれば」としている。

　市教委はこれまで、ＡＬＴを講師に、長期休業中を使った「サマーイングリッシュ」「ウィンターイングリッシュ」を行うなど、児童のコミュニケーション力の向上や外国語の基礎の定着に向けた様々な活動を展開してきた。

　今回は、外国語活動時数増に伴って、ＡＬＴを現行の五人に加え一人増員し、六人体制で外国語教育の充実を図る。小学生の国際的な外国語教育を一層育むとともに、ＡＬＴの運用を円滑に進めることをねらった。

　新たに配置するＡＬＴは、今後募集し、採用となり次第、活動することとなっている。

　運用方法については、市内小・中学校四十校をもち回りで巡回。小学校においては、基本的に五・六年生の授業を中心とする考えだが、四年生以下に関しては、各学校の要望を踏まえて国際理解教育の一環として実施する方針だ。

　福原慎太郎企画調整監は「ＡＬＴを増員することで児童たちのネイティブな英語にふれる機会を増やすとともに、コミュニケーション能力が向上するきっかけとなれば」と話している。

(市町村 2018-02-19付)