石狩市いじめ問題対策協議会　３０年度の取組内容を協議　家庭の意識向上目指す

（市町村 2018-02-19付）

参加した委員１２人が３０年度に実施する事業などについて協議した

　石狩市いじめ問題対策協議会は十四日、市役所で第二回会議を開いた。委員十二人が出席。二十九年度の状況について情報を共有し、三十年度の取組内容について協議した。

　校長会、教頭会、学識経験者、人権擁護委員、子ども相談センター、市教委など学校のいじめ防止に関係する機関・団体の連携を図り、いじめ問題に対する市の施策の検討などを行うもの。

　はじめに、市教委の佐々木隆哉生涯学習部長があいさつ。重大事態が発生していない本年度の状況に安心することがないよう求め「緊張感をもって、ことに当たってほしい」と呼びかけた。

　続いて、二十九年度のいじめの発生状況などを報告したあと、三十年度いじめ防止の取組を協議した。

　市教委の取組として、いじめ問題取組マニュアルの学校への配布や、保護者向けリーフレット、いじめ相談カードの家庭への配布を計画していることを示した。これに対して委員から「家庭での意識を高くするために、年に複数回配布してはどうか」などの意見が挙がった。

◆協議会体制強化し地域一体で取組を

　新規事業として、いじめ問題対策連絡協議会の開催といじめ問題調査委員会の設置、小・中学校が連携した取組を挙げた。このうち、いじめ問題対策連絡協議会は、現在のいじめ問題対策協議会から名称を変更し、現委員に加え、市ＰＴＡ連合会や道警、臨床心理士、ソーシャルスクールワーカーから委員を選んで設置することを確認した。

　このあと、いじめ防止に向けた各学校の取組や保護者・地域との連携について協議した。

(市町村 2018-02-19付)