名寄市の30年度予算案―骨格編成 ALT配置し国際理解教育推進 冬季競技 ジュニア選手を育成
(市町村 2018-02-22付)

 【旭川発】名寄市は十九日、三十年度予算案を発表した。市長選を控えた骨格編成。一般会計は前年度当初比四・四%減の二百十一億六千六百十二万円。うち、教育費は七・六%減の四十二億六千八百九十八万円となっている。

 主な事業をみると、風連中央小学校校舎・屋内運動場等改築を継続し、地域全体で利用する複合施設化を目指す。

 また、冬季スポーツ拠点化に四千二百九十五万円を計上。なよろスポーツ合宿誘致推進協議会の事業支援や市立大学、市立病院の機能と冬季スポーツの環境を活用してジュニア選手の競技力育成などを図る。

 このほか、英語指導助手に九百七十三万円を充て、外国語指導助手を二人配置し、国際理解教育を進めていくことなどを盛り込んだ。

 主な教育関連の事業はつぎのとおり(金額単位・万円)。

▼子育て支援の推進

▽家庭児童相談=二四七

▽子ども・子育て支援事業計画推進=三〇八

▽市立保育所の運営・維持管理=三〇、五七七

▽砺波保育所運営=一、二三三

▽智恵文保育所運営=一、〇二七

▽認可外保育施設認可化等移行支援助成=一、二一一

▽ひまわりらんど運営=三、四〇一―名寄地域の子育て支援の拠点として、親子同士の交流および子育てに対する不安の解消を図る

▽子育て支援活動助成=四〇

▽こぐま運営=二、〇六一―風連地域の子育て支援の拠点として、親子同士の交流および子育てに対する不安の解消を図る

▽幼児教育・保育施設への運営支援=二七、二二七

▽さくら保育園延長保育事業・一時保育事業の委託=一八五

▽延長保育事業運営補助金=六〇

▽一時預かり事業補助金=三八九

▽青空子育て支援=二二三―親子お出かけバスツアーで収穫祭やもちつきを行い、多世代交流、子育て世代間の交流を促すとともに、育児相談や指導などの子育て支援を実施する

▽待機児童解消緊急対策(拡充)=九四八―保育士等の人材確保のため、市内の保育施設などに就労した場合、奨学金返還費用助成などを行う

▽こども発達支援=三、六一五

▽相談事業所運営=一、三二〇

▽ひとり親家庭等医療給付=一、三二八

▽養育医療給付=一八〇

▽児童扶養手当給付=一二、六〇四

▽児童手当給付=二六、五二九

▼幼児教育の充実

▽施設型給付負担金=一五、四六三

▽一時預かり事業補助金=九五〇

▼小・中学校教育の充実

▽教員住宅維持管理事業=一、〇二二

▽教育振興=四六二―文化・スポーツの振興や特色ある教育活動に対し支援する

▽学校評議員の配置=二九

▽学校運営協議会運営(コミュニティ・スクール)=一九

▽英語指導助手=九七三―外国語指導助手を二人配置

▽育英=三七六―育英奨学金の利子補給を行う

▽特別支援教育学習支援員配置=六、六九一

▽教育研究指導=七八三

▽放課後子供教室=二六三

▽小学校の運営・維持管理に要する経費=一六、四九一

▽スクールバス運行=三、一八〇

▽学校保健推進=一、三二二

▽教育振興=一、一九四―小・中学校教育の円滑な推進のため、情報機器の整備や校外研修への補助などを行う

▽総合学習=一七五

▽教材・教具等整備=四三、四六二

▽就学援助費=四、五五三

▽特別支援教育就学奨励=四八四

▽中学校の運営・維持管理に要する経費=九、八六二

▽給食センター運営・維持管理=一一、二四五

▽風連中央小校舎・屋内運動場等改築事業(継続)=一五五、〇九三

▼高校教育の充実

▽高校生資格取得支援=五〇

▽名寄産業高校酪農科学科受検者交通費等助成=一〇〇

▼大学教育の充実

▽大学一般行政経=二一、八五三

▽学生募集対策=一、六二四

▽就職対策=一、一〇〇

▽教員住宅管理=五、六九四

▽入学試験実施運営=一、一八〇

▽地元定着化推進=三二〇

▽大学維持管理=一五、六三五

▽学修環境向上=一、九二〇

▽学校保健推進=九一三

▽大学教育振興=一〇八、四四八―学生のニーズに合った教育研究環境の向上に努める

▽実習等=七、一七五

▽教材・教具等整備=三、八六〇

▽大学図書館運営=二、八五七

▽図書整備=一、四六〇

▽コミュニティケア教育研究センター運営=四四一

▽特別研究=二六〇―コミュニティケア教育研究センターが主体となって、地域住民と協働して地域の課題解決に向けた研究や実践活動を行う

▽地域ケア力向上=一五〇

▽学生寮の運営・維持管理=一、〇〇六

▽名寄市立大保健福祉学部再編(継続)=五、一九一―保健福祉学部再編に伴い、新棟に機能移転したあとの学生会館改修や本館児童文化演習室改修など既存施設の改修を行う

▼生涯学習社会の形成

▽生涯学習推進アドバイザーの設置=一、〇四八

▼家庭教育の推進

▽家庭教育学級運営=一二

▽自然体験・親子ふれあい推進=四〇

▼生涯スポーツの振興

▽各種大会開催=八〇四

▽冬季スポーツ拠点化(継続)=四、二九五―事業実施の核となる「なよろスポーツ合宿誘致推進協議会」の事業支援や市立大学、市立病院の機能と冬季スポーツの環境を生かし、ジュニア選手育成を図る

▽体育施設整備=三一二

▼青少年の健全育成

▽不登校児童生徒相談=二二八

▽適応指導教室設置=四二九

▽教育相談推進=三六六

▽青少年問題等対策=一八九

▽名寄青少年育成=一一二

▽風連青少年育成=二三六

▽学童保育所運営=二、三〇四

▽児童センターの運営・維持管理=一、三一三

▽各種児童行事運営=三五

▽風連児童会館の運営・維持管理=六六七

▽放課後児童クラブの運営=四、〇〇〇

(市町村 2018-02-22付)

その他の記事( 市町村)

白糠高生対象「公営塾」開設 学力向上へALなど導入 成績に合ったカリキュラムを

◆白糠町が新年度  【釧路発】白糠町は新年度、白糠高校の生徒を対象とした公営塾を開設する。釧路管内では初めての試みで、キャリア教育やアクティブ・ラーニングを取り入れた学力を高める新しいタイ...

(2018-02-23)  全て読む

倶知安町が30年度予算案発表 小3~6対象に英語教育

 【倶知安発】倶知安町は二十日、三十年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比一二・〇%減の七十八億六千八百万円。このうち、教育費は〇・八%増の八億九千七百万円となっている。構成比は一・四...

(2018-02-23)  全て読む

札幌市子ども未来局ひとり親家庭等自立促進計画案 利用者目線で広報を展開 支援制度などのパンフ作成

 札幌市子ども未来局は、第四次ひとり親家庭等自立促進計画案をまとめた。子育てや仕事など生活全般に困難を抱えるひとり親家庭に対する総合的な支援施策を推進するもの。基本目標に「利用者目線に立った...

(2018-02-22)  全て読む

美幌町30年度予算案 新規に美幌高支援補助 全小中で校務支援システム導入

 【網走発】美幌町は十九日、三十年度予算案を発表した。一般会計は、前年度当初比一・三%減の百九億一千二百二十八万円。うち、教育費には二七・五%減の十四億二百十五万円を計上した。町民会館の改修...

(2018-02-22)  全て読む

白老町のチームに栄誉 家庭教育支援活動表彰―文科省

 文部科学省は、文部科学大臣表彰「家庭教育支援チームの活動」の被表彰活動を決定した。「家庭教育支援チーム」が行う活動のうち、顕著に優れ、地域全体への普及効果が高いと認められるものを表彰する制...

(2018-02-22)  全て読む

豊頃町30年度予算案 小学校改修に6000万円 教育費は1.9%減の4・6億円

 【帯広発】豊頃町は二十日、三十年度予算案を発表した。一般会計は前年度肉付補正後との比較で一・四%減の四十四億二千五百万円。うち、教育費は一・九%減の四億六千万円となっている。  教育関係...

(2018-02-22)  全て読む

幕別町30年度予算案 新規に臨時ALT配置 特別支援教育支援員を拡充

 【帯広発】幕別町は二十日、三十年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比一・二%減の百四十六億二千万円。うち、教育費は、三・一%増の十四億二千七百万円となった。  新規事業をみると、ソ...

(2018-02-22)  全て読む

釧路町30年度予算案 31年度CS導入へ準備 第2子の保育料一部無償化

 【釧路発】釧路町は二十日、三十年度予算案を発表した。一般会計は前年度比四・一%増の八十五億九千万円。うち、教育費は五億九千二百五十万円で六・六%の減。三十一年度からのコミュニティ・スクール...

(2018-02-22)  全て読む

釧路町 CS推進事業に着手 専門家招き講演会も

 【釧路発】釧路町教委は三十年度からコミュニティ・スクール(CS)推進事業に着手する。三十二年度までにすべての小・中学校におけるCS導入を目指す。  別保小・遠矢小・昆布森小・知方学小・別...

(2018-02-22)  全て読む

北斗市が30年度予算案を発表 学力向上へ支援員増員 教育費1割増の16.5億円

 【函館発】北斗市は十九日、新年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比一・四%減の二百十三億八千九百八万円。このうち、教育費は一〇・六%増の十六億五千五十五万円。小学校五校が対象のICT...

(2018-02-21)  全て読む