美幌町３０年度予算案　新規に美幌高支援補助　全小中で校務支援システム導入

（市町村 2018-02-22付）

　【網走発】美幌町は十九日、三十年度予算案を発表した。一般会計は、前年度当初比一・三％減の百九億一千二百二十八万円。うち、教育費には二七・五％減の十四億二百十五万円を計上した。町民会館の改修が完了したことなどが減額の主な要因。

　新規事業では、美幌高校教育支援事業補助金に三百十七万円を計上。寄宿舎の運営補助や、入学者募集のポスター、広告の作成などの進路対策補助を行う。そのほか、すべての小・中学校に校務支援システムを導入し、子どもの成長をきめ細かに確認する体制づくりを進める。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。

▽美幌高農業科間口対策補助金＝一二〇―農業科に入学する生徒に対する就学助成

▽美幌高教育支援事業補助金（新規）＝三一七―寄宿舎（報徳寮）運営補助、進路対策補助

▽教育専門・不登校問題相談員、指導主事の配置＝一、三六三

▽学生ボランティア学習サポート＝二三―大学生を小・中学校に派遣し、長期休業中の学習サポートを実施

▽公開授業負担金＝二五―授業改善と教科・領域の研究活動を推進するため、すべての小・中学校で公開授業を実施

▽学校教育振興事業負担金＝三八―総合的な学習の時間、交通安全教室の実施にかかる経費を負担

▽外部講師活用＝七八―スキー・スケート・水泳授業へ外部講師（地域指導者）派遣

▽少人数学級推進＝五六一―期限付教諭一人を任用し、小学校全学年で三五人以下学級を推進

▽教職員研修＝一一七

▽児童生徒の各種検診、教職員の健康診断＝八四七

▽アレルギー対策＝一〇

▽語学指導外国青年（ＡＬＴ）派遣＝四五七

▽小学校学校図書館運営用消耗品＝一〇

▽小学校校務支援システムの導入（新規）＝八三

▽東陽小ＰＣ教室床張替修繕＝一〇〇

▽旭小給湯機用煙突改修＝二五九

▽旭小電気暖房中央監視装置修繕＝一〇五

▽スケートリンク維持管理委託料＝六五四

▽小学校教室黒板交換修繕＝九一

▽小学校教育備品等整備＝五三五

▽小学校吹奏楽楽器更新＝一〇〇

▽小学校スクールバス運行＝三、九九七

▽小学校教育教材整備＝五三〇

▽小学校無線ＬＡＮ改修＝二八〇

▽東陽小教育用ＰＣ更新＝一、一一二

▽小学校教育支援員配置＝五五二―小学校三校に各一人配置し、低・中学年を中心に算数科・国語科をＴＴ指導

▽要保護準要保護児童就学援助＝一、一六二

▽小学校特別支援学級教室間仕切用備品＝二三八

▽美幌小・東陽小・旭小介助員配置＝二、一二六

▽中学校学校図書館運営用消耗品＝六

▽中学校校務支援システムの導入（新規）＝五五

▽美幌中網戸改修＝九七

▽美幌中地下タンク修繕＝二四一

▽中学校吹奏楽楽器更新＝一〇〇

▽中学校スクールバス運行＝三、一〇四

▽中学校教育教材整備＝五四八

▽中学校ＩＣＴ機器整備（拡充）＝一五八―教員用タブレット八台、大型テレビ七台

▽要保護準要保護生徒就学援助＝一、四〇四

▽中学校特別支援学級管理運営＝三四

▽北中介助員配置＝一三七

▽社会教育管理事務＝四八一

▽青少年健全育成にかかる経費＝四九七―青少年育成専門推進員の配置など

▽青少年育成協議会負担金＝五〇

▽給食調理、配送業務委託等＝一六、〇七五

▽地産地消（食育）推進＝七四―地元食材による給食提供

▽アレルギー対策＝九四

▽学校給食センター施設維持管理＝一、四一八

▽学校給食センター施設整備にかかる経費＝一七二

(市町村 2018-02-22付)